2021.02.15 通販会社
コロナ禍でもゴルフは可能?GDO減収減益もEC需要増で下半期は成長回復
(株)ゴルフダイジェスト・オンラインがこのほど発表した2020年12月期(20年1~12月)連結決算は、売上高が前期比1.7%減の336億9000万円、営業利益が同14.3%減の8億3800万円、純利益は同27.1%減の2億6100万円となった。
3月はプレー減少も3~4Qに急回復
20年3月中旬以降、コロナ禍の拡大影響で、ゴルフプレーの減少や実店舗の休業などで、一時的に業績は苦戦を強いられた。第3、第4四半期はゴルフプレー需要、EC需要を確実に捉え、国内外ともに前年を超えるまでに成長回復を見せた。売上の急回復、販管費の効率的投下により、営業利益も下期には力強く回復した。
コロナ禍はゴルファーにも変化を及ぼした。GDOクラブの新規会員1095人に聞いた「始めた理由」は、「屋外スポーツなので感染リスクが低い」(29.8%)、「ソーシャルディスタンスを保てる」(18.2%)、「今までのアクティビティーができなくなり、ゴルフにシフト」(11.0%)。
若年層が「ゴルフは3密避けやすいスポーツ」と認知?
同時に、GDOの初心者向けコンテンツのページ閲覧数が約17%増加。さらに、予約の際に利用したチャネルも、アプリやスマホ経由が顕著に増加している。ゴルフというレジャーの台頭が、比較的若年層で起き始めていると推測している。
業績の順調な回復は、好天の後押しに加え、「3密」を避けやすい屋外スポーツという認知も奏功。同時に、商材の強化や営業体制の見直し、非接触型レッスン、オンライン化(EラーニングやEC)などのコロナ禍対応への注力も寄与した。
4Qは国内売上高が過去最高に、海外も二桁成長
国内セグメントは、売上高が前期比0.4%減の267億2300万円、セグメント利益は同15.9%増の17億8000万円となった。第4四半期(10~12月)の売上高は、四半期別売上高の過去最高を達成した。
海外セグメントは、売上高が同6.3%減の69億6700万円、セグメント損失は9億4100万円(前年同期は5億5600万円のセグメント損失)となった。3月後半から5月にかけてコロナ禍の影響を大きく受けたが、6月以降は急速に需要が回復。第4四半期の売上高は二桁成長を記録した。
通期純利益は2倍増を予想、IT環境の変化に対応
21年12月期(21年1~12月)の通期予想は、売上高が前期比12.2%増の378億円、営業利益が同31.1%増の11億円、純利益は同106.5%増の5億4000万円を見込んだ。
世界的にはITやIoT環境の変化も後押しして、プレースタイルやゴルファー属性、楽しみ方の多様化が進むものと見込まれる。策定した21~23年までの中期経営計画の重点項目とした「コア事業の磨き上げと新規事業の育成による成長の牽引」「マーケティング、コンテンツ、テクノロジーにより差別化を追求」「主力事業での利益成長を通じて将来成長への投資能力を高める」――の3点に集中して取り組むとしている。
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