2021.01.29 調査・統計
12月は偽ECサイトなどによる「フィッシング詐欺サイト」が5.5倍に急増
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が28日公表した「2020年12月度のインターネット詐欺リポート」によると、ECサイト事業者やクレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイトが増加し、前年同期比で5.5倍以上になっていることが判明した。
EC事業者を騙るフィッシング詐欺サイトが乱立
同社が調査として収集している、ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺サイト数は、10月の705件から11月は542件に減少したものの、12月は907件と前月比167%まで増加。また、前年同月は164件だったため、5.53倍まで増加していることが分かった。
ネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」で利用者が検知した、ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺サイト数は前月比110%に増加しており、多くがフィッシング詐欺サイトに誘導されていることが分かる。
盗用されたブランドは1位楽天・2位Amazon
また、同社が調査として収集している、クレジットカード会社をかたるフィッシング詐欺サイト数は、10月の384件から11月は377件になったが、12月は534件と前月比142%に増加。前年同月は109件で、4.89倍に増えていた。年末のボーナス商戦でECサイト利用者数、クレジットカード利用者数が増加し、それにつけ込んだフィッシング詐欺も増加したと推測される。
詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランドの上位10件は、1位が楽天、2位がAmazonと、上位2位をECサイト事業者が占めていた。三菱住友カードなど、クレジットカード会社については11、12月ともに4社がランクインしていた。
主な手口は偽メールやSNSから偽ログインページに誘導
主な手口は、社名もしくはブランド名を詐称した偽のメールやSMSから、偽のログインページにアクセスさせ、ログイン情報(ID・パスワード)やクレジットカード情報、氏名、メールアドレス、住所などの個人情報等を詐取するものだ。文面が正規のものであるかインターネットで検索し、確認した上で、誘導先のURLにアクセスするように注意を呼びかけている。
同社は、フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイントとして、メールやSMSで案内されたURLが正規かどうかを確認することとともに、SSL通信が提供されているかどうかをチェックすることを挙げている。
また、20年12月はふるさと納税を切り口にした偽販売サイトや、おせちを取り扱う偽販売サイトも発生した。イベントにあわせ取り扱う商品を変えており、1~3月にかけては、登山ウェアやダウンジャケット、バレンタインデーやホワイトデー、ひな祭り、新生活、花粉症対策などの切り口で偽販売サイトが発生する可能性が高く、注意が必要としている。
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