2020.09.30 調査・統計
中古品の購入…「抵抗ある」8.4pt増加、「機会」5.5pt減
(株)メルカリが運営するメルカリ総合研究所がこのほど公開した「2020年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査によると、「中古品の購入・使用への抵抗感」は昨年調査から8.4ポイント増加。緊急事態宣言中にフリマアプリ利用を始めた54.0%が「売る時のことを考えて、モノを大切に扱うようになった」と答えていた。
新品購入意欲が12pt増、売る意向も増加傾向
CtoC取引市場の規模拡大はフリマアプリの成長が大きいといわれるが、一方、今年はコロナ禍の影響で緊急事態宣言の発出や、新しい生活様式の実践例が公表されるなど、消費者の意識や行動に大きな変化をもたらす事象が発生している。
同様の調査は3回目。二次流通市場の興隆やコロナ禍に伴うさまざまな経験が、消費者意識や行動にどんな変化をもたらしたのか。8月12~14日、20~69歳のフリマアプリ利用者と非利用者各500人、緊急事態宣言中に利用を始めた463人を対象に実施した。
それによると、フリマアプリ利用者・非利用者の「中古品の購入・使用への抵抗感」について、52.9%が「抵抗を感じる」と回答。昨年調査は44.5%で、約1年で中古品の購入・使用への抵抗感は8.4ポイント増えていた。さらに、過去2~3年間で中古品の購入機会が増えたかを聞いたところ、32.0%が「増えた」と回答。昨年調査は37.5%で、この1年で5.5ポイント減少したことが分かった。
さらに「商品を購入する際に重視していること」では、「新品であること」を重視すると答えた人が昨対比で12.1pt増となる39.4%だった(複数回答)。
一方で、中古品の販売移行について聞いた質問では、「売る」意向は4.2%増加していた。
コロナ禍でCtoC出品デビューも
利用者・非利用者に、モノや消費に対する意識について質問したところ、86.0%が「他人からどう思われても自分がよいと思うモノを買いたい」と回答。昨年調査では76.2%だった。また、76.4%が「良質なモノだけを持ちたい」と答えた。昨年調査では67.6%だった。
緊急事態宣言中にフリマアプリ利用を始めた人の「始めた理由」のTOP3は、「不要品処分」(47.3%)、「家の中の整理整頓」(41.9%)、「掘り出し物を購入するため」(26.1%)だった。また、54.0%が「売る時のことを考えて、モノを大切に扱うようになった」と回答。年代別では20~30代が61.0%、40~60代が48.7%となっていた。
意識変化「節約意識高まった」
フリマアプリ利用開始後の意識変化について、最も多かったの「節約意識が高まった」(59.8%)、「身の回りの売れそうなモノを探すようになった」(51.6%)、「リサイクルを意識するようになった」(51.0%)と続いた。また、79.9%が「利用を継続したい」と回答。利用用途については、71.9%が「新古品の購入で」、67.8%が「中古品の販売で」と答えていた。
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