2020.08.19 通販会社
すかいらーくHD、今秋にAmazon・楽天市場へ出店…EC展開を開始
(株)すかいらーくホールディングスは、この秋以降にEC展開を開始する意向を表明した。withコロナに対応するため、これまでの事業の枠を超えて新たな販売チャネルの拡大に取り組む必要があるとしている。同社がこのほど発表した2020年12月期の中間決算を受け、さらなる売上強化策の一環として明らかにした。
21年2月には自社EC開設も
計画によると、10~11月に「楽天市場」「アマゾン」のECモールに出店を予定。21年2月以降には、自社サイトを開設する。新型コロナウイルスの感染拡大で、消費者の動向は大きく変化。外食に求める価値も変化しており、求められるニーズを的確に捉え、経営戦略を着実に実行するとしている。
餃子など既存テイクアウト商品を販売
当面は、既存の商品を通販対応に仕立て、ECビジネスへの参入を図る。7月9日からバーミヤンの30店舗とガストの7店舗でテイクアウトの実験販売を開始したバーミヤンの冷凍餃子を対象商品とする考えだ。冷凍餃子は、1か月の販売実績を年換算すると、6億5000万円の売上が見込めるヒット商品となっている。
さらに、「既存店の経営資源の最大活用」として、食材管理と調理を行っているセントラルキッチンの全国10か所の設備を活用し、ほかの商品へも拡大を図る方針を示している。
中間期は純損失189億円、一方外販は向上
同社の中間決算は営業損益が180億円、純損益が189億円と、それぞれ赤字を計上する厳しい業績内容となったが、一方で「外販」の宅配やテイクアウトの売上が大幅に向上。現在約1500店で宅配、約2800店でテイクアウトを行っているが、コロナ禍でその認知度が大幅に高まり、売上の前年比も伸びている。
テイクアウトのWebサイト会員登録数も大幅に増加し、さらなる成長の土台を構築できたとし、宅配・テイクアウトによる売上増を見込める業態への転換も狙う。収益構造の改革として、新規出店や店舗改装、デジタル投資などの凍結の一方、高まる宅配・テイクアウトのニーズに対応するため、宅配サイトの利便性向上やキャッシュレス化を推進しつつ、サーバーの増強、ネット受注システムの整備に最大限投資する方針を示している。
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