2020.07.29 通販支援
リアル展示会、5割の企業が年内自粛…オンラインは93%が参加検討
製造業分野に特化したインターネットサービスを提供する(株)アペルザが28日公表した「製造業における展示会実態調査」によると、新型コロナウイルスの感染拡大で中止や延期が続く展示会について、半数が「年内は自粛」の意向を持ち、「オンライン参加」には9割以上が関心を示していることが分かった。
展示会で7割の出展者が成約に至った経緯があった
長引くコロナ禍の影響は製造業者にも深刻な影響を与えている。アベルザのサービス利用者ら1344人に、「展示会」に特化して現状と今後を聞いた。展示会が持つ複合的な役割や、取引活動における活用の実態など、業界の商習慣における重要性も明らかになった。一方で、オンライン展示会への参加を多くの参加者が検討している現実もあった。
展示会の「参加目的」については、ほとんどが「市場動向調査、定期的な情報収集」といった広い情報収集を目的としつつも、8割以上が「出展企業に直接詳しい説明を聞く」「特定の企業・製品を見る」とも答えており、すでに認知している企業や製品のより詳細な情報収集の場として活用している実態が判明した。こうした傾向は参加頻度の高い人ほど顕著で、複合的な目的や動機で展示会に参加していることが浮かび上がった。
「展示会をきっかけに実際に取引(購入・導入)に至った経験があるか」という質問には、7割以上が取引に至った経験があった。さらに、「取引に至った企業や製品を以前から知っていたか」という質問には、約6割が「知らなかった」「知っていたが注目していなかった」。これらから、展示会が(知らなかった製品の)認知のきっかけだけでなく、企業や製品に対する理解を深める場としての役割も持っていることが分かった。
展示会参加の解禁時期は来年の夏までが7割に
展示会参加の「再開・解禁予定時期」に関しては、全体の78.4%が「解禁後」の参加再開を表明した一方、うち26.3%は「再開・解禁時期は決まっていない」と回答。再開時期(の見通し)が決まっている場合も、その割合は今年の冬までで50.3%、来年の春までで65.7%、来年の夏までで70.0%となっていた。
また、「興味のある展示会がオンライン開催される場合、参加したいと思うか」には、93.5%がオンライン展示会への参加や検討の意向を示した。「セミナー聴講」や「市場動向調査、定期的な情報収集」など、情報収集フェーズにおける役割であれば、オンラインでも代替可能と考える回答が多く見られた。
ただ一方で、「具体的な商談」や「詳しい説明を聞く」など、双方向的なコミュニケーションを要する場合には、オンラインを不安視する回答も。自由回答では「現物確認」「Face to Face」「(出会いの)偶発性」といったキーワードがみられた。また「業務の合間での参加、タイミング調整(の難しさ)」など、リモート参加ならではの課題や、「企業によってコンテンツの質がバラバラ」など、出展企業側のオンライン対応に対する不安もみられた。
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