2020.06.29 通販支援
コロナ禍でキャッシュレス決済の普及加速…25%が「現金超えた」
Square(株)はこのほど、自社の無料アプリ「Square POSレジ」を使う全国3000社に及ぶ中小事業者の5月までの1年間の決済データを分析し、公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響も大きく、キャッシュレス決済が現金決済の件数を上回った事業者の割合が約10ポイント増えたことが分かった。脱現金ビジネスの高まりは世界的な傾向でもあるという。
Square POSレジのデータから分析
「Square POSレジ」は、レジ機能に加え、売上の記録や分析、在庫管理、複数店舗管理、従業員管理など、事業者にとって必要なツールを一式そろえた無料アプリだ。Squareの決済サービスは、スマホやタブレット端末を使い、事業者が少額の費用で簡単にクレジットカード決済を受け付けられるようになることから、全国で利用者が増えている。
過去1年間の決済トレンド調査は、「Square POSレジ」のレジ機能を使い、クレジットカード決済だけでなく、現金など他の支払方法についても管理をしている加盟店の中から、過去に一定の決済金額および件数がある事業者を対象に実施した。
昨年6月17%→今年5月中旬に27%
それによると、キャッシュレス決済が現金決済を上回ったSquare加盟店は、昨年6月1日時点の17%から、今年の5月中旬には27%となり、10ポイント上昇した。昨年10月にキャッシュレス・消費者還元事業が始まった後、キャッシュレス決済が現金決済を上回った加盟店は20%を超え、その後も3月下旬まで20%台前半で推移してきたが、緊急事態宣言発令後にキャッシュレス決済が現金決済を上回る店舗が急増した。
サロンなどキャッシュレス比率高く
業種別にみると、ヘアサロンやネイルサロンを含む美容業が最もキャッシュレス比率が高く、4月以降にキャッシュレス決済が現金決済を上回った美容業のSquare加盟店は40%前後となった。次いでキャッシュレス比率が高いのは小売業で、4月以降は30%超で推移している。一方、飲食業ではほぼ変動がみられず、キャッシュレス決済が現金決済を上回る小規模事業者は10%前後にとどまっている。
海外では95%がキャッシュレスも
なお、Squareが決済サービスを提供する米国・カナダ・豪州・英国で、POSレジを利用する加盟店の決済データを分析したところ、決済件数の95%以上をキャッシュレス決済が占める中小事業者が、新型コロナウイルスの感染拡大後、いずれの国でも3割以上に達していることが明らかになった(オンラインストア含む)。
キャッシュレス先進国でも、新型コロナウイルス感染症の流行で三密回避や外出自粛のため、ネット注文やタッチ決済はもちろん、テイクアウト商品の店外受け取りや、配達物の玄関前の非対面受け取りが、ニューノーマルとなりつつあることが分かったという。
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