2020.06.29 通販会社
三越伊勢丹ライブコマース、視聴者3万人突破…お中元EC売上が2倍に
(株)三越伊勢丹ホールディングスが展開している「三越伊勢丹お中元ライブコマース」が好調だ。人と時代をつなぐ新時代の百貨店(プラットフォーマー)をめざし、デジタル技術を活用した新しいコミュニケーション活動を通じた提案で、これまでに3回。視聴者数は2回目までで合計3万人を超えているという。
オンラインで楽しめる買い物スタイルを提案
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、対面式の接客だけにはこだわらない販売形態の変化が生まれている。三越伊勢丹のライブコマースはコロナ禍の前からの取組だが、EC・通販の成長と拡大は、提案する「店舗や距離にかかわらずオンラインで楽しめる買い物スタイル」の一層の強化につながっている。
そうした取組の成果の一つがライブコマースだ。過去2回のライブコマース経由の売上は過去最高を更新。その勢いで、お中元オンラインストア全体の売上も前年の2倍となっている。
3回目の配信ではワイン・酒の魅了をライブ配信
3回目の配信は26日にあった。厳選された世界のワイン、酒の魅力をライブで配信。ワイン漫画『神の雫』の原作者、亜樹直(あぎ・ただし)さんをゲストに、ビールやシャンパーニュ、ワイン、ウィスキー、焼酎と、限定商品の酒類を紹介した。三越伊勢丹からはソムリエ資格を持つバイヤーが商品への思いを語りながら、直接ワイナリーや蔵元と協業し、こだわり抜いた商品を披露。視聴者数や売上高は未確定だが、好評のうちに幕を閉じた。
2回目の16日には、アートディレクターで金継ぎ作家のナカムラクニオ氏と、東京国立博物館の竹之内勝典氏をゲストに、日本橋三越本店屋上から、国立博物館、東京国立近代美術館との限定コラボレーションギフトについて配信。
お歳暮ライブコマースでも反響
昨年のお歳暮のライブコマースでも大きな反響があり、今回のお中元から新たに参加した東京国立近代美術館での小原古邨(祥邨)の特集展示の様子も配信内で紹介。美術や工芸の保護活動に取り組んでいるナカムラ氏ならではのアートとギフトに対する美意識や想い、竹之内氏による美術作品の解説とともに、全15商品を紹介した。
初回は5月29日だった。ゲストにイラストレーターで作家の杏耶さんを迎え、「日本各地の素材・製法・人にこだわり抜いた三越・伊勢丹の限定品」をテーマに、大切な人へのギフト選びのヒントとなる商品づくりのこだわり、ストーリーや背景を伝えながら全10商品を紹介。
杏耶さんのオリジナルイラストとともに、実際に商品を試食しながら進行したところ、杏耶さんのファンを含む若い層から多くのコメントや質問が入り、贈り物をするのに迷っていたけれど楽しく選べる、外出しづらい今だからこそ自分へのご褒美や自宅での楽しみに食べたい、と大きな反響につながった。
三越のお中元オンラインストアは5月12日から、伊勢丹は同15日からそれぞれオープン。自宅届けの需要が例年より増加傾向にあり、贈り物としての売れ筋商品ながら、「この時期ならでは」という特別なアイテムを楽しむユーザーも増えているという。
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