2020.04.03 ECモール
楽天、入社式をWEB開催…三木谷氏「テクノロジーで困難乗り越えよう」
新型コロナウイルスの感染拡大の中で迎えた新年度。1日の「入社式」を延期した楽天(株)は、2日からの「新入社員研修」も、ビデオ会議システムを使った、遠隔での開始となった。
三木谷氏「対面で会えず残念」
入社式の延期とビデオ研修を決めたのは3月17日。楽天はそのために約700人の新入社員全員にパソコンを支給し、体制を整えてきた。少なくとも1カ月間、自宅でビジネス基礎研修やAI・プログラミング研修などを受けることになる。入社式の実施については、新型コロナウイルスの感染拡大状況を勘案した上で、慎重に検討するとしている。
「対面による入社式で会えなかったのは残念」とした三木谷浩史・代表取締役会長兼社長は、初めてのあいさつで、「こうした困難な状況を克服したときに、その経験は人生の重要なターニングポイントとして心に刻まれる。皆さんも、社会も、必ず以前より強くなっているはずだ」と訴えかけた。
楽天エコシステムの盤石さ強調
神戸市出身の三木谷氏は、親類や友人を亡くした「阪神・淡路大震災」の経験に触れ、「その原体験こそが私にとってのターニングポイントとなり、価値あるサービスを社会に届けることで世の中に貢献したいという思いが強くなり、起業を決心させた」と述懐。さらに、「東日本大震災」という厳しい状況にも直面したが、楽天はそのたびに危機を乗り越え、今日まで事業を持続的に成長させてきていると述べた。
1997年の創業初期、5人でスタートした楽天は、いまや従業員数はグループで2万人を超え、70以上のサービスを展開する強力な「楽天エコシステム」を形成するまでになった、と楽天の現状を説明。「今回のような状況下であっても、例えばトラベルなどの事業が厳しい状況にある一方で、金融やEコマースなどの事業は堅調に推移していると、築いてきた「楽天エコシステム」の強みを強調した。
「テクノロジー結集し社会が困難乗り越えられるように」
「新型コロナウイルス感染拡大で、世界経済は大きな困難に直面する可能性があるが、いまこそ、私たち楽天グループが、そのテクノロジーや力を結集し、社会がこの困難を乗り越えられるよう、全力を尽くすべき時だ」と鼓舞し、「私たちはもう一つのチームだ。プロフェッショナルであることへの自覚と誇りを胸に、特にこのような困難の時において、社会のロールモデルになるよう行動しよう。必ず収束のときは訪れる」と呼びかけた。
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