2020.02.14 通販会社
オイシックス・ラ・大地3Qは増収減益、純利益は72%減
オイシックス・ラ・大地(株)が13日発表した2020年3月第3四半期(19年4~12月)連結決算は、売上高が前年同期比7.2%増の524億2500万円、営業利益は同29.5%減の15億9700万円、純利益は同72.5%減の6億9500万円となった。

前期の吸収合併による資産計上などの影響で純利益が大幅減
同社は、2018年2月に会員制食品宅配事業のらでぃっしゅぼーや(株)の全株式を取得し、子会社化。同年10月には吸収合併し、成長市場である食品EC市場で、既存サービスのOisixと大地を守る会に、らでぃっしゅぼーやを加えた3ブランドの独自性・競争優位性の確立に取り組んできた。
らでぃっしゅぼーやとの吸収合併による税務上の繰越欠損金の継承、繰延税金資産の追加計上などの特殊要因により、前年同期には四半期純利益が大きく計上されていたことから、純利益は大幅減となった。
なお、前年同期(19年3月期第3四半期)の業績には、らでぃっしゅぼーやの7か月間の損益を含んでおり、この損益を除外した業績と比較すると、売上高は10.8%の増加、営業利益は27.3%の減少、純利益は71.7%の減少となる。
「Oisix」は売上好調、大地を守る会・らでぃっしゅぼーやは苦戦
ネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業「Oisix」は、売上高が265億2200万円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は32億6100万円(同3.3%減)となった。秋の集客キャンペーンや解約率低減施策などの効果で、ミールキット「KitOisix」コースを中心に、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」の会員数が大きく増加。19年3月末の20万5976人から、同年12月末には23万6836人となり、売上高の増加に寄与した。
一方で成長の加速に向けた物流キャパシティ拡大対応のための費用や、販売促進費を投下したことなどの影響で、セグメント利益は微減となった。
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業「大地を守る会」は、売上高が79億3600万円(同5.6%減)、セグメント利益11億3400万円(同11.0%減)。獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービス構築が不十分なため、非効率なチャネル経由の集客を抑制。ユーザーニーズに沿った商品・サービスの進化に注力した。この結果、購入頻度が大きく上昇しているが、会員数は19年3月末の4万210人から、19年12月末には3万7257人へ減少。売上高、セグメント利益ともに減少した。
同じく「らでぃっしゅぼーや」は、売上高が114 億1000万円(同20.5%減)、セグメント利益は20億100万円(同24.7%減)。らでぃっしゅぼーやの損益を除外した業績と比較すると、売上高は11.1%の減少、セグメント利益は16.7%の減少となる。
赤字受注削減の取り組みが完了、その他の事業は好調
単価の低い赤字受注の削減の取組が完了し、獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービスの構築を継続。週末に親子で楽しみながら料理できるKitの開発などサービスの進化に注力した。購買頻度・購買単価ともに上昇したが、会員数は19年3月末の6万3461人から、19年12月末には5万8655人へ減少。売上高、セグメント利益ともに減少した。
ソリューション事業、店舗事業、海外事業、卸事業などの「その他事業」は、売上高が63億8300万円(同52%増)、セグメント利益は5億6300万円(同 24%増)。らでぃっしゅぼーやの損益を除外した業績比では、売上高は55.3%増、セグメント利益は 21.8%増となる。
ソリューション事業および店舗事業が順調に推移した結果、売上高、セグメント利益ともに増加した。また、今期間から米国Three Limes Inc.(通称 The Purple Carrot)の業績を「その他事業」に含めている。
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