2019.11.15 通販会社
オイシックス2Qは増収減益、純利益56%減…らでぃっしゅぼーや苦戦
オイシックス・ラ・大地(株)が14日発表した2020年3月期第2四半期(19年4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比2.6%増の325億5200万円、営業利益は同19.3%減の9億円、純利益は同56.3%減の3億9000万円となった。
3事業ともに減益、Oisixは会員数増加で好調維持
前年同期の業績には、らでぃっしゅぼーや(株)の7か月間の損益を含んでおり、18年3月の損益を除外した6か月間の業績と比較すると、売上高は8.1%の増加、営業利益は13.9%の減少、純利益は52.5%の減少となる。
宅配事業のうち、インターネットを通じて食品・食材などの直販を行う「Oisix」事業は、売上高が165億2400万円(前年同期比20%増)、セグメント利益は18億6851万円(同3.9%減)を計上。アニメキャラクターを通じて展開した交通広告が、SNSで拡散されたことによるブランドの認知拡大の効果などで、ミールキット「Kit Oisix」コースを中心に、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」の会員数が増加。3月末の約20万6000人から、9月末には23万人を超え、売上高の増加に寄与した。一方で、成長の加速に向けてプロモーションに販売促進費を投下したことなどの影響で、セグメント利益は微減となった。
大地を守る会は減収減益
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う「大地を守る会」事業は、売上高が同5.6%減の51億3797万円、セグメント利益は同9.6%減の7億1036万円となった。獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービス構築が不十分なため、非効率的なチャネル経由の集客を抑制し、「ちゃんとした食生活」のコンセプトのもと、ユーザーのニーズに沿った商品とサービスの進化に注力した。この結果、購入頻度、単価ともに上昇したが、会員数は3月末の約4万人から、9月末には約3万7500人に減少した。
らでぃっしゅぼーやは大幅な減収減益、会員数が大幅減
同じく、カタログやインターネットを通じて食品・食材などの直販を行う「らでぃっしゅぼーや」事業は、売上高が同24.8%減の74億5984万円、セグメント利益は27.9%減の12億7309万円だった。単価の低い赤字受注の削減による利益構造の良化、獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービスの構築に向け、新規会員獲得のための販売促進費を抑制しながらサービスの進化に注力した。この結果、購買単価は上昇したが、会員数は3月期末の約6万3000人から6万人を割るまでに減少した。
その他の事業としてはソリューション、店舗、海外、卸の各事業があるが、ソリューション事業と店舗事業が順調に推移した結果、売上高、セグメント利益ともに増加。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。 売上高は35億917万円、(同28.1%増)、セグメント利益は5億2800万円(同92.1%増)に達した。
同社グループの米国市場への進出を目的として、5月に米国The Purple Carrotの全株式を取得した。さらに、食分野のベンチャー企業への投資育成事業を開始する目的で8月にFuture Food Fund(株)を設立。いずれも今期から連結範囲に含めている。
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