2019.11.13 通販会社
富士山マガジンサービス3Q、売上高30%増…サブスクが好調
(株)富士山マガジンサービスが12日発表した2019年12月期第3四半期(1~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比30.2%増の31億9800万円、営業利益が同17.2%増の1億8300万円、純利益は同6.4%減の1億円万円となった。
Fujisan VCSで会員増も獲得コストが増加
同社サービスの基盤となるインターネット、ブロードバンド関連の環境については、引き続き拡大基調にある。一方、9月の雑誌の販売状況は前年同期比で約7.3%減となり、落ち込みが加速している状況となっている。こうした中、雑誌の定期購読者の囲い込みや新規読者の獲得のため、引き続き各マーケティングチャネルの充実、SEO対策やリテンション対策を実施した。
さらにWEB経由以外で新規の雑誌定期購読者数を増やすために、出版社が管理する既存の定期購読顧客の管理を移管し、同社グループが購読顧客の獲得、管理、配送までを一括で受ける「Fujisan VCS(Fujisan Value Chain Support)」を展開。法人顧客開拓についても、引き続き注力してきた。
この結果、一般と法人購読者を合わせた総登録ユーザー数は316万6700人、うち継続課金ユーザー数は59万7000人となった。雑誌市場の減少にかかわらず、会員数は着実に伸びているが、ユーザー獲得コストも増加している。
magaportの雑誌読み放題サービスは成長
デジタル雑誌関連の事業では、前期から新たに(株)電通と合弁で設立した(株)magaportの事業開始に伴い、従来の「Fujisan.co.jp」上でのデジタル雑誌販売だけでなく、他の電子書店向けのデジタル雑誌取次分野や派生するサービス領域事業に注力した。引き続き、雑誌読み放題サービスは成長を続けており、第2の柱に育ちつつある。
コスト面では、主に配送請負について、さまざまな施策に取り組んだ結果、今期はじめに想定していたコストと比較して、発生するコストを抑えることができた。
同社は10月、(株)イードとの合弁会社(株)イデアを設立した。出版社向けのECサイト運営支援事業と、雑誌の世界観に基づくEC直営店舗運営事業で、新しい価値創出をめざす。
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