2019.10.28 調査・統計
スマホ決済利用者、9月は2.8ポイント増の34.7%
マーケティングリサーチの(株)アスマークはこのほど、「スマホ決済に関する意識調査」の結果を公表した。同様の調査は7月から数えて3回目。消費税率の引き上げに伴い、官民を挙げた「キャッシュレス化」の動きが急だが、それを受けるように「スマホ決済」の利用者は7月比で2.8ポイント増加。人口換算で200万人の増加となるという。

キャッシュレス還元事業の認知度は75%
9月中旬の4日間、全国の20代~60代男女1000人から回答を得た。スクリーニング調査(SC調査)は7530サンプルで、条件は「スマホ決済を月に1回以上利用している人」。

SC調査回答者全員に聞いた「スマホ決済の利用状況」によると、現利用者は34.7%に上った。第1回調査時は31.9%で、スマホ決済市場は着実に伸びており、今後も拡大すると予想される。「キャッシュレス決済ポイント還元政策」については、75.2%が知っており、スマホ決済を含むキャッシュレス決済利用の促進を後押しするものといえそうだ。

本調査の1000人を対象に聞いた「利用しているスマホ決済」は、アプリなどを起動し、QRコードやバーコードを読み取らせて行う「カード型決済」が73.2%。スマホなどを端末にかざして行う「非接触型」が7.1%で、残りは「併用」だった。
スマホ決済にほしい機能は「使える場所がわかる機能」

コード型と非接触型の比較では、「支払いのたびにアプリを起動するのが面倒」はコード型が57.4%で、非接触型が28.7%。「アプリの起動がスムーズにいかず、レジでもたつく」が、コード型は47.4%で、非接触型は27.1%など、利用時のストレスに差があることが分かった。「対応店舗を増やしてほしい」「対応していることを分かりやすく提示してほしい」などは、両方に共通する意見だった。
関連して、スマホ決済に搭載してほしい機能には「使える場所かがわかる機能」(59.5%)、「使える場所の検索機能」(32.5%)が上位を占めた。実際に利用できるかどうかの情報や分かりやすさのニーズが高いことが見て取れる。
利用歴はコンビニ・スーパーなどで高い傾向に

利用したことがある店は、コンビニやドラッグストア、スーパーが高い結果となった。スマホ決済は低価格帯の日常使いで多く利用されていると考えられる。また、非接触型は普及率の高いiDやモバイルSuicaの影響からか、コード型に比べて比較的、さまざまな場所で利用されていた。
同時に、今後は日常の買い物だけでなく、飲食や交通機関、病院など生活全般で利用したい意向もうかがわれた。非接触型では、病院がスーパーに次いで高い数字が表れていた。

普及が著しいスマホ決済だが、持つイメージについてはまだネガティブな感想も。「サービスが乱立しすぎで、どれを使うべきか分からない」(75.3%)、「還元率の高いキャンペーンをやっていてお得」(74.9%)「セキュリティに不安」(72.7%)など。
コード型はポイント還元などによるお得感が高い一方、セキュリティへの不安、利用できる場所の少なさ、使い方や持続性への不安など、非接触型と比べてネガティブなイメージが強かった。キャンペーンの実施などで急激に普及したものの、利用者はまだ不安や不便を感じている様子がうかがえる結果となった。
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