2019.10.07 調査・統計
小売業の倒産、2年連続で増加…理由はネット通販の浸透?
(株)東京商工リサーチが4日公表した全国の「小売業」の倒産件数(1~9月)は、前年比63件増の918件と2年連続で増加し、減少からの反転が鮮明になった。増加の原因として、資金力格差や消費低迷、人手不足などとともに、「インターネット通販の浸透」を挙げている。

倒産件数、前回増税後で消費が低迷した15年を上回る
倒産は競争力の弱い小・零細事業者に集中しているのが特徴だ。月間100件のペースで発生しており、年間(1~12月)で1200件を上回る勢い。年間1200件を超えると、2015年の1211件以来、4年ぶりとなる。
倒産件数の水準は、14年4月の消費税増税(5%から8%)後に消費が低迷した15年1~9月の913件を上回った。今回の増税は10月実施で、すぐにクリスマスや正月商戦が訪れることなどで、早期に影響が出る可能性は低いとみられるが、正月明けから増税の影響が本格化するため注意が必要だとしている。
「販売不振」が749件で全体の8割
原因別では「販売不振」が749件と、全体の8割。負債額別では1億円未満が723件で、小・零細規模が全体の約8割を占めた。一方、1億円以上も195件に上り、中堅規模以上の倒産も増加。形態別では消滅型の「破産」が816件で、全体の約9割を占めた。
小分類別では専門性の高い「他に分類されない小売業」が102件で最多。次いで自動車小売業が99件、婦人・子供服小売業が81件。件数が10件以上で増加率が最も高かったのは、「写真機・時計・眼鏡小売業」の17件。次いで、「その他の織物・衣服・身の回り品小売業」が47件と続いた。
約35万社を対象にした産業別の売上高推移では、リーマン・ショック前の07年度を100とすると、非上場の小売業は1度も100を上回っていない。18年度も75.3にとどまり、消費低迷、市場縮小が続いている。加えて消費税増税や軽減税率への対応。地域に貢献してきた小・零細規模の小売業には課題が山積しており、試練は当面続きそうだとしている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
TikTok Shopとは?主要機能と日本での始め方を解説|公式認定パートナー
-
2
【モールハック】TIKTOKSHOP 意図的なバズを生む法則
-
3
【AIタッガー】SEO×GEO AI検索時代の“見つかる力”を最大化
-
4
AI画像生成でEC撮影コストを激減する実践ガイド
-
5
ネット上での調べ物×通販購入時のAI利用実態【消費者調査 2025】
ニュースランキング
-
1
【8月15日7時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
レア商品の悪質通販サイト「竜の野」「STORE専門ショップ」などに注意…消費者庁
-
3
ジャパネット、商品企画・開発に参入 初のPBを展開
-
4
Instagramの垢BANには兆候がある!凍結理由と対処法
-
5
【7月31日15時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
