2019.09.27 調査・統計
8月のネット詐欺、フィッシング詐欺が3倍以上に急増
ソフトバンクグループのBBソフトサービス(株)が26日に明らかにした2019年8月度の「インターネット詐欺リポート」によると、携帯電話事業者の名前を悪用したフィッシング詐欺サイト数が急増していることが分かった。7月は64件だったが、8月には203件。前月と比べて3倍以上になっていた。

同リポートは、BBソフトサービスの「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータをもとにしたもの。
携帯キャリア決済を狙った不正が横行
同リポートによると、携帯電話事業者をかたるフィッシング詐欺は、偽のログインページでユーザーの認証情報を詐取する。犯罪グループは認証情報を盗んだユーザーのアカウントを悪用し、高額で換金しやすい商品などをキャリア決済(携帯電話事業者への支払い)で購入する。
具体的な事案として、2018年8月に、組織された大規模な犯罪グループによって、携帯電話事業者のオンラインショップから高額なスマートフォンを大量に不正購入。受け取りや転売、換金などが短期間に実行された事件が発生しているという。犯罪グループの狙いは、購入した商品の料金が、携帯電話料金と一緒に請求されるキャリア決済にあるという。
国内大手オンラインショッピングサイトでも採用されているキャリア決済は、決済時に選択すれば新たにクレジットカード登録の必要がなく、未成年でもIDやパスワードさえあれば決済が可能。このため携帯電話事業者をかたったフィッシング詐欺やSMSを用いたスミッシングの標的になっていると考えられるという。
SMSからのネット詐欺被害も急増
同社はフィッシング詐欺防止のためのチェックポイントとして、(1)情報入力前に正規サイトかどうか(2)SSL通信が提供されているかどうか――を挙げている。
(1)は、IDとパスワードを入力するページへアクセスする場合は、メールやSMS上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークから正規サイトへアクセスする。
(2)は、個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要。

また、SMSからのネット詐欺被害が急増していることも警告。詐欺メッセージを振り分ける、同社のiPhone向けSMS詐欺対策アプリ「SMS詐欺ブロッカーby詐欺ウォール」を紹介している。12月31日まで無料で利用できる。
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