2019.06.24 調査・統計
キャッシュレス決済、使うことに抵抗ない額は「1413円」
(株)博報堂が20日発表した「モバイル決済サービスに関する生活者調査」によると、モバイル決済サービスを利用する理由について、現金を持ち歩かず財布の中身を減らす“ミニマムウォレット化”を理由とする人が多いことが分かった。
モバイル決済の利用状況
(博報堂資料より引用)
同調査は、20~69歳の男女2万人(※スクリーニング調査時、本調査は3120人)を対象としたインターネット調査によるもので、調査期間は19年2月28日~3月4日。
5人に1人がモバイル決済利用経験あり
まず、1カ月以内にモバイル決済サービスを利用した経験を聞いたところ、5人に1人にあたる約20%の人が「利用した」と回答。サービス種別では、「QRコード決済」(9%)、「キャリア決済」(7.5%)、「スマホなどに設定したクレジットカード」(4.9%)の順に利用率が高かった。エリア別では、「首都圏」(21.8%)と「首都圏以外」(19.3%)で大差はなかった。
モバイル決済サービスの利用頻度については、「週に2~3回」程度と答えた人が最も多く19.2%。1日に1回以上利用する人は18.6%で、平均は週3.3回だった。エリア別では、首都圏では1日に1回以上利用する人が26.3%で、平均は週4.5回、首都圏以外では1日に1回以上利用する人は15.5%、平均は週2.8回で、首都圏の方が利用頻度が高かった。

モバイル決済の利用方法
(博報堂資料より引用)
現金を持たないミニマムウォレット派が増加?
モバイル決済サービスの利用する理由については、「支払いが簡単にできるから」(59.9%)、「レジでの決済が早く済むから」(55.9%)、「現金を持ち歩かなくてもよいから」(44.9%)、「小銭やポイントカードなど、財布の中身を減らせるから」(38.3%)、「よく利用する店舗で利用できるから」(30.9%)の順に多かった。こうした結果から、決済の簡便化と、普段の買い物に現金を持ち歩かず、財布の中身も減らしたいという“ミニマムウォレット化”がモバイル決済を利用する理由となっていることが分かる。
また、モバイル決済サービスの利用を始めたきっかけについて質問したところ、全体では、「キャンペーンをやっていたから」(34.2%)、「ポイントやマイルが貯まりやすいから」(30.1%)、「特典が受けられるから(割引・キャッシュバックなど)」(23.9%)が上位に。エリア別では、首都圏が「キャンペーンをやっていたから」(34.5%)が最も多く、首都圏以外では「ポイントやマイルが貯まりやすいから」(37%)が最も多かった。
使うことに抵抗のない“上限”は9942円
他に、モバイル決済サービスを利用する際の決済額について、安すぎず・高すぎない最も受け入れられやすい理想価格をPSM分析(商品・サービスの適正価格帯を算出する分析手法)を用いて調べたところ、最も受け入れられやすい理想価格は1413円であることが判明。高すぎると感じずに利用できる上限価格は9942円、安すぎて利用しづらい下限価格は111円であることも分かった。
モバイル決済サービスでの決済額についてのPSM分析
(博報堂資料より引用)
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