2019.05.27 調査・統計
世界のEC市場は313兆円、中国越境EC市場は6.3兆円
経済産業省が16日発表した2018年度の「電子商取引に関する市場調査」で、2018年の世界のEC市場規模は313兆円に達することがわかった。世界の小売市場は2634兆円で、EC市場が占める割合は、約12%だった。

世界のEC市場の6割がアジア太平洋地域
世界のEC市場規模のうち、61%をアジア太平洋地域が占めた。EC市場の国別での割合は、中国が52%を占め、米国が18%、日本は4%、その他が26%だった。
越境ECの市場規模は、日本が前年比7.6%増の2765億円(中国・米国の越境EC購入額)で、米国経由の市場規模は同7.6%増の2504億円、中国経由は同7.4%増の261億円だった。
米国の越境EC市場規模は、同15.3%増の1兆3921億円(日本・中国の越境EC購入額)で、日本経由が同15.6%増の8238億円、中国経由が同15%増の5683億円となった。

中国の越境EC市場規模は、同18.4%増の3兆2623億円(日本・米国の越境EC購入額)で、日本経由が同18.2%増の1兆5345億円、米国経由が同18.5%増の1兆7278億円だった。日本・米国の2カ国だけでなく、全世界の国を含めた18年の中国全体の越境EC市場は、同5.9%増の6兆2938億円。
国内EC市場は飽和点へ、日本企業の「越境EC」参入を推奨
中国の越境ECの商品仕入額は、日本がトップで21.5%、2位が米国で16.4%、3位が韓国で14.7%、4位がオーストラリアで11.4%となった。商品種類別の構成比は、「化粧品」が1位で35.9%、2位が「食品」で24.2%、3位が「衣服、靴」で13.3%、4位が「日常用品」で10.6%となった。
同調査では、日本の個人消費が横ばいで推移していることから、EC市場でもいずれは飽和点を迎えることになる、と予測。EC業界発展のためには、越境ECの取引額が大きい米国や中国の越境ECユーザーを取り込むことが重要、としている。百度(バイドゥ)が1月に発表した「中国人越境EC利用実態調査」では、越境ECサイトで商品を購入する国の1位は日本で58%、2位は韓国で52.5%、3位は米国で48.4%、4位はオーストラリアで26.7%、5位がドイツで22.2%となった。
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