2024.07.18 行政情報
新たな生体認証精度評価方法の国際規格が発行…少ないサンプル数で高精度
経済産業省は7月17日、日本が提案した「少ないサンプル数で評価できる新しい生体認証精度評価方法」が国際規格として発行されたと発表した。生体認証の精度評価に必要なサンプル数を従来の3分の1以下に低減し、より精度の高い生体認証装置の利用が可能となることから、オンライン決済などでの活用が期待されている。
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精度評価に必要なサンプル数を3分の1以下に
ITの進展に伴って生活や業務のスタイルが変化し、生体認証(顔・指紋・静脈・虹彩などによる本人確認)を利用する機会が増えている。生体認証の精度評価方法として国際標準のISO/IEC 19795-1が利用されているが、精度が高くなるにつれて膨大な数のサンプルが必要となることから、精度改善のネックとなっていた。そこで、日本は「少ないサンプル数で評価できる新しい生体認証精度評価方法」の国際標準化を提案し、今回発行にこぎ着けた。
新たな規格は、生体認証の精度評価に、稀にしか起こらない事象の出現確率を推定する極値統計を利用して、他人受入率や本人拒否率を評価する方法を適用。精度評価に必要となるサンプル数を3分の1以下に低減できる。
無人店舗やオンライン決済などに
従来の精度評価方法である国際規格(ISO/IEC 19795-1)の場合、誤照合率0.0001%(100万分の1)の評価に必要なサンプル数は2450以上、0.00001%(1000万分の1)では7746以上だった。これに対して新たな規格では、誤照合率0.0001%(100万分の1)の評価に必要なサンプル数2450があれば、0.00001%(1000万分の1)の性能を推定することが可能になる。
新たな規格の適用によって、生体認証装置の性能改善サイクルが短くなり、より精度の高い生体認証装置を利用できるようになる。テレワーク、オンライン授業、オンライン医療、無人店舗、オンライン決済などで付加価値を向上させると期待されている。
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