2022.09.26 調査・統計
メルカリの8月物価上昇1位は「チケット」、2次流通市場もインフレ傾向
(株)メルカリが運営する、メルカリ総合研究所がこのほど発表した『メルカリ物価・数量指数からわかる8月トレンド』によると、物価上昇率は7月に続いて「イベント(チケット)」が前年同月比1位をキープ。高い水準を維持している中古スマホの需要増は「メルカリ」上でも顕著になっていた。

チケットの物価上昇率は233%
「メルカリ物価・数量指数」は、月間利用者数2000万人超のフリマアプリ「メルカリ」を活用し、取引価格と流通数量の変動状況を、「メルカリ」での商品カテゴリーごとに月単位で表し、個人間商取引における消費者の需要を可視化していく世界初の取り組みだ。中カテゴリーに限定し、前年同月比で物価・数量指数が上昇、下落した商品カテゴリーを紹介している。
それによると、「前年同月比の物価上昇TOP5」(カッコ内は大カテゴリー)は、1位「イベント(チケット)」(233.7%、物価指数は1.49)、2位「演劇/芸能(チケット)」(150.6%、1.05)、3位「アクセサリー(メンズ)」(145.3%、1.55)、4位「スマートフォン/携帯電話(家電・スマホ・カメラ)」(126.1%、1.69)、5位「防止(レディース)」(125.5%、1.45)となった。
物価下落率1位は「テレビ/映像機器」
また、「前年同月比の物価下落TOP5」(同)は、1位「テレビ/映像機器(家電・スマホ・カメラ)」(88.6%、物価指数は1.35)、2位「スーツ(メンズ)」(94.3%、1.31)、3位「その他(ベビー・キッズ)」(95.2%、1.10)、4位「DVD/ブルーレイ(本・音楽・ゲーム)」(97.8%、1.26)だった。
半導体不足の影響を受け、一部では新品価格を上回ることもあると言われる「スマートフォン/携帯電話」をピックアップしたところ、全体的に基準値(2018年1月時点)から物価・数量指数ともに上昇していることが分かった。
2流通市場価格にもインフレの影響
数量指数では、テレワークなどでの半導体需要増、半導体不足が問題化する時期と符号するように増加しており、昨年8月から現在に至るまで、基準値と比べて高い水準で横ばいを維持。物価指数では7月~8月にかけて下がる傾向にあるが、前年同月比では上昇していた。
メルカリ総合研究所によると、8月の物価指数の前年同月比100%割れカテゴリーは8カテゴリーのみで、2次流通市場の価格にもインフレの影響が出ている可能性が読み取れる。「スマートフォン/携帯電話」に関しては「メルカリ」上でも影響を受けていることを示唆している。
数量指数・物価指数の推移を見ると、市場の供給増加が想定されるにもかかわらず、「メルカリ」上でもより高い価格帯で取引されており、「中古スマホ」の需要自体が伸長していることがうかがえる。
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