2022.03.25 通販会社
三井化学、NECなどとDX人材育成プラン・研修コンテンツを作成
三井化学(株)は24日、日本電気(株)=NECとアビームコンサルティング(株)の協力を得て、企業変革(CX:Corporate Transformation)実現に向けた「DX人材育成プラン」を策定し、それに基づく化学業界に特化した独自の「研修コンテンツ」を作成したと発表した。2025年度までに専門人材165人の社内育成をめざす。

全社員のデジタルリテラシーを向上へ
同社は、データ活用の内製化を通じたCXに取り組んでおり、CX実現に向けた基本戦略の1つに全社員のデジタルリテラシーの向上を掲げている。そのために、レベル0~3のDX人材レベルを定義し、レベルごとに習得すべきスキルに基づく人材育成プランを作成した。
レベル0は「データ活用の重要性を理解できる」、1は「上位者の指示に基づいてデータ分析を実行できる」、2は「上位者による確認を前提に、独力でデータ分析を実行できる」、3は「高度な分析技術を用い、組織全体の課題解決に向けて取り組むことができる」――。
レベル0は、21年度に役員を含む1万人の受講が完了。22年度は営業部門やマーケティング部門の約1000人が研修を受講し、データ分析に関する基本的な知識などを習得する。また、レベル1の受講社員の中から、レベル2、3へと進む人材を選出し、専門人材として自らデータを活用し課題解決に導くデータサイエンティストの社内育成をめざす。
NECの「DX人材育成サービス」のコンセプトと「ABeam DX Framework」の一部を活用
レベル0と1は、役員およびバックオフィスメンバーを含む多数の従業員を対象に、幅広いデータアナリティクススキルの定着を目的としている。そのため、一般的なデータサイエンティスト育成用の研修コンテンツではなく、化学業界の特性や三井化学の業務を想定した独自の教材を作成し、修了後の認定試験を設けることで、スキルの定着化を促進していく。
なお、教材の作成にあたり、業務部門が最低限の機械学習の知識で実践的に分析を行うことを目標として、 DX推進に必要なデジタル人材育成に取り組んでいるNECの「DX人材育成サービス」のコンセプトと、デジタル人材を活用した企業のDX推進に実績を持つアビームコンサルティングの「ABeam DX Framework」を一部活用した。
さらに、レベル1の研修では、三井化学の業務を想定したユースケースに基づき、データ分析を自動で行う「dotData」を活用したコンテンツを盛り込むことで、ロールプレイングを通じた分析演習による実践的な機械学習スキルの習得をめざす。レベル2ではDX推進に必要なデジタル人材育成を支援する「NECアカデミー for DX」の一部活用を予定している。
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