2020.09.16 調査・統計
withコロナの美容意識変化、約半数がマスク装着部位「化粧しなくなった」
リサーチ&マーケティング支援を手がける(株)ネオマーケティングが実施した「withコロナでの美容意識と購買行動に関する調査」によると、マスクの着用で約4割が化粧をしなくなったと答えていた。美容意識や購入動向はコロナ禍で変わった?
50歳未満の48.5%が「しなくなった」
調査は8月20、21日の2日間、20~79歳の女性1100人を対象に実施。3月に50歳以上の女性500人に調査した内容と比較できる質問を設定、今回は対象を20歳以上とし、あらゆる年代の美容事情を把握することをめざした。
それによると、「マスク装着時に装着部位にメークをしなくなった?」には、「あてはまる」と答えた人は50歳未満が48.5%、50歳以上が41.2%だった。また、「メークをする機会が減り、スキンケアを行う機会が増えた?」という質問には50歳未満の46.0%、50歳以上の32.8%が「あてはまる」とした。マスクとメークのかかわりが顕著に出ており、ネオマーケティングは、マスク着用時でも落ちにくい化粧品の需要もあるかも知れないとしている。
直近で4割が化粧水を高価品シフト
「直近1か月で、以前の商品と変わった化粧品について」は、「スキンケア・基礎化粧品」で約2割。数は少ないが、うち、「以前より高価な商品を購入」した人は、50歳未満ではクリーム・オイルが41.2%、化粧水が40.4%、美容液と乳液が38.0%で、50歳以上では乳液が17.4%、化粧水と美容液が12.5%、クリーム・オイルが11.1%だった。50歳未満の人が以前より高い商品を購入していることが分かった。
購入時に自分の肌で試すというプロセスが重要な化粧品は、オンラインで新しい商品の購入を促すことが難しい。実際、いままでに使ったことがない化粧品をオンラインで購入したことがある人は4割ほど。購入した理由は、口コミや評判、ブランドへの信頼が大きく、これらが消費者の不安要素を和らげるものであることが分かる。
「ネットの評判」購入時に重視
「化粧品を購入する際に重視すること」では価格、効果効能、利便性など、主要な重視点が並んだが、特徴的だったのは、50歳未満の「ネットでの評判」。特に若い年齢向けの商品は、ネット上で購入されることを前提とした上で、口コミや評判にも注意を払う必要がありそうだ。
オンラインショップで化粧品を購入する際の不安点については、「自分の想定した商品であるかどうか」が関心事。特に色や肌なじみ、使用感など、実際に店頭で試すことが購入プロセス上に強く位置付けられている化粧品のような商品の場合、この懸念は大きいようだ。
信頼できるサイト・企業かどうかも重要だ。「このサイトはそもそも信頼がおけるサイトであるのか」「だまされたりしないか」「運営会社は信頼できるか」「注文した商品は正規品で確実に届けられるのか」。企業はこれらのオンラインショッピングにおける生活者の不安を解消するために、適切なコンテンツ、説明を行う必要がある。
ネオマーケティングでは、新型コロナウイルスの影響で、店舗側での売り方だけでなく、消費者の化粧の仕方にも変化が表れている。D2Cという動きもあるように、今後オンラインでの購入体験はますます重要になる。消費者が抱える購入時の不安を解消し、購買体験を成功に導くサービス提供の仕方が、いま問われていると提言している。
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