2020.07.20 調査・統計
新型コロナで食品通販の利用急増、家で食事・店舗の支援などで
アイランド(株)が運営するお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」がこのほど発表した「コロナ禍での食品ネット通販に関するアンケート」によると、45%が食品通販の購入回数が増えたと回答。「ショップの応援・支援」が理由の1つになっていたのが特徴的だ。サイトユーザーの454人から回答が寄せられた。
1カ月で食品通販の利用回数が「3~4回」増加
主な回答者である30~50代の女性層は、日ごろから食品通販は身近だが、新型コロナウイルスの感染拡大前と比べると、ネットで食品を購入する回数「増えた」(45%)と回答。1か月あたりで増えた購入回数は「3~4回」が最多の43%だった。
増えた理由は、「自宅で食事をする回数が増えたから」が65%、連動するように「自粛要請があり、外出を控えていたから」が57%。在宅時間が増え、普段の食事をサポートするものとして「お取り寄せ」の活用も多かった。
「ショップの応援・支援」が商品選択のキーポイントに
同時に、「ショップの応援・支援」(43%)も理由の上位になっていた。メディアやSNSでのとり上げも多く、自分事として捉えることで関心が高まっている様子がうかがえた。「今後、ネット通販で食品を購入する際に大切したいことや重視したいことは」という別の質問でも、特に目立ったのが「ショップの支援・応援」に関する回答だった。今後の商品を選ぶ理由のキーポイントになりそうだ。
コロナ禍以前と比べて今後のネット通販の購入回数は、「増える」が42%、「変わらない」が54%だった。食品通販の利便性が高まり、今後も活用の動きが見える一方で、特別な日や記念日に活用したいという声もあった。
今後購入が増えそうなジャンルは、「洋菓子」(50%)、「総菜」(47%)、「米」(42%)」の順。コロナ禍が続く中、少し特別な楽しみやご褒美、贈り物としてスイーツをお取り寄せするニーズは引き続き高いと予想される。また、惣菜や米、肉(41%)に関しても、手軽に調理ができたり、日持ちがする商品だったり、日々の献立にも役立てられるジャンルが求められていることが分かった。
ギフトシーンでも食品通販の利用が増加見込
お中元、クリスマス、お歳暮などと、夏からギフト商戦が続くが、食品通販の利用頻度は38%が「増える」と回答。コロナ禍で外出の機会が減っていること(64%)や、ネットの利便性(63%)が理由の上位だった。
「おとりよせネット」のアクセス数も、昨年比で約5.5倍(4月15日~6月15日)となっていた。コロナ禍の初期では、おかずや総菜などに注目が高まった。緊急事態宣言中と解除後は、フードロスやショップを応援・支援する動きが広がり、お取り寄せが支援のツールとして利用されるようになった。伊藤梢編集長は「消費者の商品を選ぶ理由として、『応援・支援』は今後も重視されると予測できる」とコメント。
また、「ギフト需要は低下することなく増加傾向で推移していくと思われる。ギフトに関しては店舗と違い、比較検討をしながら選んだり、ネット限定の商品など差別化されたものも多いことから、いままで実店舗でギフト選びをしていた方々が、通販を活用して選ぶ層がより多くなるのではないか」――と結果を振り返った。
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