2019.11.06 ECモール
Zホールディングス2Qは増収減益、EC関連が売上の7割に
Zホールディングス(株)がこのほど発表した2020年3月期第2四半期(4~9月)決算は、売上収益が前年同期比4.1%増の4841億4500万円、営業利益が同9.0%減の756億8600万円、四半期利益は同7.2%減の511億7700万円となった。

ZOZO子会社化もプラスに影響
売上増は、主に広告収益やアスクルグループ、(株)一休の売上増による。営業利益は、売上収益の増加の一方、減価償却費や販売促進費、人件費が増加したことや、一過性の要因として前年同四半期に(株)IDCフロンティアの売却益があったことなどにより、減少した。
四半期利益については、PayPay(株)の持分変動利益108億円の計上があったが、営業利益の減少に加え、18年10月からサービスを開始した「PayPay」への積極的な投資の結果、103億円の持分法投資損失を計上したことなどにより、前年同期比で減少となった。
同社は10月1日に持ち株会社体制へ移行し、社名を変更した。同日付で傘下の子会社が「Yahoo!JAPAN事業」を吸収分割の方法で継承し、ヤフー(株)に社名変更している。また証券、FX、銀行の各事業でも、強みやノウハウを生かす形でSBIホールディングス(株)のグループ会社との業務提携を結んでいる。
(株)ZOZOの株式取得(TOB中)で連結子会社化をめざす動きも、コマース事業の増益とeコマース取扱高の増加に大きく寄与している。
eコマース取扱高は12%増の6047億円
セグメント別の売上・営業収益では、「ヤフオク!」や「Yahoo!ショッピング」、アスクルのコマース関連サービス、「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサービス、クレジットカードなどの決済金融関連サービスを主な事業とする「コマース事業」の基盤は順調に成長。売上収益は、同6.1%増の3354億円、営業利益は同14.5%増の356億円を計上。全売上収益に占める割合は69.3%となった。
eコマース取扱高は同12%増の6047億円となり、物販取扱高は同8.8%増の4824億円。うち、ショッピング事業の取扱高は高成長を維持し、同22.0%の2116億円で、「Yahoo!ショッピング」は25%増を達成した。
物販以外の取扱高は、トラベル事業で約30%成長、飲食予約事業でも約25%の伸びなどで、同26.5%増の1223億円。また、クレジットカード取扱高が同56.9%増の4606臆円となった。「PayPay」利用の増加に伴う成長効果だ。
メディア事業は売上構成の3割に
検索連動型広告やディスプレイ広告などの広告関連サービスの「メディア事業」は、売上収益が1477億円(同0.3%増)、営業利益は720億円(同0.0%)となり、全売上収益に占める割合は30.5%となった。顧客基盤はスマホを中心に成長しているほか、プレミアム広告の売上収益が営業施策の効果で増となった。
10月からは、新サービスのオンラインショッピングモール「PayPayモール」をリリース。厳選された出店ストア数600を誇り、キャンペーンなどを含めて話題性も豊富だ。同じく新サービスの「PayPayフリマ」も、ショッピングカテゴリの無料アプリランキングで1位となるなど、初速は好調。同社は通期のコマース事業、メディア事業の売上収益も増加すると見込んでいる。
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