2019.04.26 ECモール
ZOZO、中国市場に再挑戦…越境EC版ZOZOTOWN開始へ
(株)ZOZOは25日、中国版の「ZOZOTOWN」サービスを立ち上げ、中国への越境EC市場に参入すると発表した。ZOZOTOWNの中国進出は2013年に中国向けECサイトを閉鎖して以来、2回目となる。今期中のサービス開始を目指す。

ZOZOTOWNの中国「越境EC」版として展開
中国版「ZOZOTOWN」は、中国の既存ECプラットフォームに出店するのではなく、中国版「ZOZOTOWN」として展開。UI/UXの自由度を保ちながら、参加ショップ・ブランドの世界観を発信する。中国市場に商品を展開したいZOZOTOWN出店ショップが対象で、ZOZOTOWNで販売中の商品を中国の消費者に向けて販売するZOZOTOWNの中国「越境EC」版となる。ショップは日本での出店時と同率の販売代行手数料で、販売市場を中国に拡大することができようになる。
商品在庫は日本国内の物流センター「ZOZOBASE(ゾゾベース)」で管理し、中国から注文が入った商品は「ZOZOBASE」から直送。中国への配送や通関などの一連のフルフィルメント業務やカスタマーサポート業務などは、ZOZOグループが担当する。フルフィルメント業務全般をZOZO側が担当することで、中国国内での在庫リスクやフルフィルメント業務、カスタマーサポート業務にかかるコスト負担せずに、中国へのスピーディーな販路拡大が可能とななる。

6年前の課題を克服して中国「ZOZOTOWN」に再挑戦
ZOZOTOWNは、11年10月に中国向けのECサイトをオープンしたが、業績が振るわず、わずか1年半でサイトを終了した。同社は6年前の失敗の理由として「当時の若い顧客層の所得に販売価格が合わなかった」「タオバオモール内の出店で自由度が低かった」という2点を挙げている。しかし、現在は当時と比べて、市場規模も拡大し、日本のファッション文化への関心が高くなっている。現在の中国でのファッション小売市場は、流通総額35兆円を超え、EC化率は日本を抜いて35%を上回り、一人あたりの年間ファッション消費額は12年の約4倍に成長し、売上規模も15兆円を超えている。
6年間と状況が変わっていることや、UI/UXの自由度を保ちながら運営できるようにしたことで、当時の課題をクリアし、「越境EC」に関わる業務をワンストップで支援するービスとして、再度、中国進出にトライすることになった。
また、メディア編集や翻訳などの業務を担う現地法人「上海走走信息科技公司」を中国に設立。中国版ZOZOTOWNには、現時点で、(株)ストライプインターナショナル、(株)デイトナ・インターナショナル、(株)パル、MARK STYLER(株)などが参加を予定している。
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