2位は徳永製菓の『野菜果物チップス』

　2022年に、最も問合せが多かった商品は『喜多方ラーメン』（河京）だった。温かいものが食べたくなる2月、3月の問合せが特に多く見られたが、年間を通して問合せがあり、5月と8月、10月を除く9か月間、月別問合せ件数でも常に3位以内に入っていた。

　2位は『野菜果物チップス』（徳永製菓）がランクイン。年間を通して問合せがあった。その他、はちみつ「国産 里山の百花蜜」（ビー・スケップ/山のはちみつ屋）、昆布の佃煮「山椒入り松茸昆布 松福」（誠味）、塩昆布「舞昆」（舞昆のこうはら））、かりんとう「ミックス缶かりんとう たっぷり１ｋｇ」（旭製菓）、いかの塩辛「いかの塩辛　新鮮手しお造り」（和田珍味）なども通年問い合わせがあり、季節要因の少ない商品と言える。

　3位は『訳あり蜜入りサンフジりんご』（東北ＥＣグローバル）、4位は『せとか』（乃万青果）となった。果物は20位以内に7商品が入るなど人気の商品だが、いずれも旬の1カ月～2カ月間に問合せが集中しており、季節要因の大きい商品と言える。

5位には『やさしい終活保険』がランクイン

　果物以外では、葛もち「葛もち」（井上天極堂）＝7月、日本茶「ゆめいぶき」（静岡茶療園市場）、「新茶」（真茶園＝5月、6月も季節要因が大きい。果物に関しては「紅華（まどんな）」（ニュウズ）や「甘平（みかん）」（乃万青果）など、新しく開発された品種の柑橘もよく売れていた。

　5位には『やさしい終活保険』（健康年齢少額短期保険）が入った。20位以内で唯一、食品以外でのランクインとなった。20位以内には入らなかったものの、「ワープロ修理・販売」（ケーエムシステム）も年間を通じてコンスタントに問い合わせがあり、紙媒体広告をよく見ているシニア層にマッチした商品なら、食品以外でもニーズがあることがうかがえる結果としている。

　「インターペーパー」は​、問合せ電話件数によって広告費を支払う成果報酬型の広告出稿を、新聞や雑誌などの紙媒体広告で行うことができるサービスだ。現在、通信販売事業者など約600社の広告主と350社を超える紙広告媒体が利用しているという。