へルス＆ビューティケア、食分野の製品開発と生産・販売で連携

ファーマフーズは「医薬」（Pharmaceuticals）と「食」（Foods）の融合をめざし、「機能性素材」「バイオメディカル」「通信販売」の3事業部門で、機能性食品や化粧品、抗体創薬などの研究開発と販売を手がけている。ロート製薬は、目薬や胃腸薬をはじめとする「OTC医薬品」「化粧品」とともに、幹細胞を用いた「再生医療」、循環型農業からの「食事業」など、医薬品の枠を超えてチャレンジを続けている。

これまでも商品の共同開発に取り組んできたが、両社が注力しているヘルス＆ビューティケア、食分野の製品開発と生産、販売で連携。国内外の相互のリソースを活用して収益拡大を図り、企業価値向上をめざすことを目的に、資本業務提携を行うことを決定した。

海外生産体制の確率を検討へ

両社は、高付加価値の新規育毛剤、機能性食品、スキンケア製品を共同で開発。ファーマフーズの美白素材「セレプロン」を用いたスキンケア製品開発など、特に東南アジア地域での販売拡大をめざす。また、将来の需要増を見据え、ファーマフーズの機能性素材と両社協業製品の海外生産体制の確立を検討する。

さらに、ファーマフーズの通信販売プラットフォームを活用した両社製品のクロスセルの実施など、開発から生産、販売までの包括的・戦略的業務提携を推進することで合意した。