2020.07.13 通販支援
物流業界のDX加速へ…ヤマトHD、ビッグデータ解析のPalantir社と連携
ヤマトホールディングス〈YHD〉(株)はこのほど、ビッグデータの解析のリーディングカンパニーで、同社が出資するPalantir Technologies Inc.と連携し、ヤマトグループのオペレーション変革と、物流業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる取り組みを開始すると発表した。
自社オペレーションの改革→物流業界全体の変革を主導
現在、多くの日本企業がDXを重要な経営課題と認識し、その推進に取り組んでいる。しかし、複雑なサプライチェーンや、企業内に旧態依然の組織構造や慣習が残っていることなどで、社内外に点在する大量のデータの集約・活用方法が定まっていない、といった数々の困難に直面している実情もある。
そうした中、YHDは、Palantirのテクノロジーを高く評価した上、今後、同社のソリューションを活用することでオペレーションの変革を実行し、ひいては日本の物流業界全体の変革をリードすることをめざすという。
顧客に対する付加価値を生み出すデジタルプラットフォームを構築
Palantirとの取り組みで、YHDはPalantir Foundryなどのテクノロジーを活用し、その顧客に対して新しい付加価値を生み出すデジタルプラットフォームを構築。その上で、社内外のデータを統合・分析し、高度なデータ分析による物流オペレーションへの変革をめざす。具体的には、リアルタイムの流動データなどの運用データを統合することで、リソースの最適配置、サプライチェーンの合理化、顧客のサービスレベルの向上を見据えている。
YHDは、デジタル分野に今後4年間で約1000億円を投資し、デジタルプラットフォームの構築、DXの実現に向けた取り組みを加速させる。さらに4月、オープンイノベーション推進のため、50億円のCVCファンド(Kuroneko Innovation Fund)も設立。これらの取り組みの一環として今回、YHDはPalantirへの出資も実施した。
長尾社長「サプライチェーンの最適化ソリューションを広範囲の顧客に提供」
YHDの長尾裕社長は、「物流分野でのデータ基盤とノウハウに、Palantirのテクノロジーを融合することでDXを加速し、サプライチェーンの最適化ソリューションを広範囲の顧客に提供し、より豊かで持続可能な社会の実現に貢献したい」とコメント。
また、Palantir のDr. Alexander Karp・Co-Founder and CEOは、「Palantirは、最も重要な組織・機関のためにソフトウェアプラットフォームを提供するために設立された。物流領域の改革を推進するYHDとの協働は、日本、そして日本の重要なインフラの支援に対する我々のコミットメントを示している」と、連携の意義と意欲を強調している。
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