2021.11.24 調査・統計
健康食品の常時摂取が約3割に、目的は「健康維持・増進」がトップ
(株)矢野経済研究所がこのほど明らかにした『健康食品(サプリメント)に関する消費者アンケート(2021年下期)』の結果によると、約30%が常時接種しており、目的はすべての世代で「健康維持・増進」が最多だった。

健康食品(サプリメント)の摂取状況
健康食品(サプリメント)の摂取状況
摂取中の健康食品の種類や支出額は年齢が高いほど多くなる傾向に
調査は8月。健康食品を現在、あるいは時々、必要に応じて不定期に摂取している20代~70代以上の男女1401人に聞いた。事前調査として、20代~70代の男女3467人に、摂取状況についてアンケートしたところ、「現在摂取している」(28.2%)、「ときどき摂取している」(7.8%)、「必要に応じて(不定期に)摂取している」(4.5%)という回答が得られた。
本調査で、摂取している健康食品の種類や支出金額(いずれも加重平均)を聞いたところ、年代が高いほど多くなる傾向が見られ、特に60代以上は、摂取種類が男性2.49種類、女性2.28種類だった一方、支出金額は男性が3921円、女性は4133円だった。
購入場所は、男女とも若年層はドラッグストアや薬局・薬店、年配層では通信販売の傾向が高かった。また、60代以上では、健康食品を知ったきっかけとしてインターネットの広告やテレビ広告(地上波)の割合が高くなる傾向が見られた。
摂取している健康食品の成分、60代以上でDHA/EPAと乳酸菌が32%に
摂取している健康食品の成分は、全体的にビタミン・ミネラルの割合が高く、60代以上では男性でDHA/EPAと乳酸菌がいずれも32.2%。女性はビタミンCが27.1%で最も高く、次いで青汁25.0%、コラーゲン22.5%と続き、いわゆる人気素材が上位を占めていた。
摂取目的では、男女別・年代別のいずれも「健康維持・増進」の割合が最も高く、男性では「疲労回復・滋養強壮」が各世代とも2位を占めていた。女性では40~50代で「肌や美容・アンチエイジング」の割合が高いのが特徴。また、コロナ禍で関心が高まった、免疫力の維持・向上は、男性の40~50代で3位(18.4%)、女性の60代以上で2位(23.3%)だった。
機能性表示食品への関心度
機能性表示食品の関心が高い機能性は「おなかの脂肪・体重の減少」など
また、機能性表示食品の機能性表示についても聞いた。関心が高いのは「おなかの脂肪・体重の減少」「おなかの調子、腸内環境の改善、便通改善、整腸」。女性は、これらとともに「骨の健康、丈夫な骨の維持」「血中、悪玉コレステロールの低下」なども多かった。
健康食品が「健康の維持・増進」のために摂取する割合が高い一方、機能性表示食品に関しては、自身の健康状況に照らし合わせた選択が可能であり、健康食品の摂取目的では低い傾向が見られた機能についても関心が高まる傾向が見られた。
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