2020.03.11 ECモール
次なるブレイクは「ロシアコスメ」!?Qoo10の最新コスメ流通事情
「衝撃コスパモール」の『Qoo10』を運営を行うイーベイジャパン合同会社は2月26日、都内でメディア向けに「第3回 Qoo10コスメラウンドテーブル」を開催。次なるブレイク商品として「ロシアコスメ」が存在感を増しつつあることなどを明かした。
韓国コスメは昨対140%で成長
Qoo10は昨対比で30%以上の売上成長を記録。19年12月末時点で、登録会員数は約1400万人、月間PV数は4億7000万PV、登録商品数は2950万アイテム以上、セラー(出店社)数は1万1000店舗となっているという。
成長中のQoo10だが、特に韓国コスメをはじめとするビューティーカテゴリの成長が著しい。韓国コスメは策対比で40%以上の成長を叩き出している。そんな中、注目株として成長しているのが「ロシアコスメ」だと同社のビューティーカテゴリー室長・米川由満氏は言う。
現地トップシェアのコスメも上陸
米川氏によると「寒い国ということもあり、ロシアの女性は『肌が白い』『キレイ』というイメージを持つ人が少なくないのだと思う。じわじわと話題になってきている」と今後の成長への期待を話す。
コスメラウンドテーブルでは、化粧品ブランド「LIBREDERM(リブレダーム)」を主宰するロシア企業・ゼルディスファーマ合同会社が参加。Qoo10の販売を皮切りに、このほど日本市場への参入を果たした。「日本での販売は念願」と担当者は語った。
ゼルディス社は化粧品のみならず医薬部外品・栄養補助食品・医薬品開発まで自社で手掛ける企業。「リブレダーム」を含む10ブランドを展開しており、20カ国以上の国際市場で展開している。「リブレダーム」は、基礎系商品を中心に約400商品を揃えており、年商規模は150億円ほど。ロシア国内では、6万5000店舗で流通している。
Qoo10で販売する一押し商品として、ビタミン訴求の化粧品の紹介なども行った。
韓国コスメは「シカ」「24金」がカギ?
コスメラウンドテーブルでは、人気上昇中の韓国コスメのデモンストレーションも実施。韓国の男性アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」とのコラボなどでもお馴染みの韓国コスメ「VT COSMETICS」が、商品を使ったメイクアップの実演をしながら韓国と日本のメイクの流行りの違いなどを解説した。
メイクアップ用品を主力として販売してきた同社だが、現地の伝統ハーブ由来の「シカ」を配合した基礎化粧品の拡販にも注力。そのほか、「24金」を配合したマスクや、マスク剤の容器を、食品でみられるようなスティック型パウチで提供するなど、ユニークな試みでさらなる販売拡大を狙う。
そのほか、コスメラウンドテーブルでは「NYCスタイル」のシャンプーで話題沸騰中の「ザ・パーフェクト・アンカー ピュアカスチール ソープ」((株)サハラ・インターナショナルグループ)も紹介。カスチールソープは、中世ヨーロッパで高校貴族が愛用していたといわれる、植物オイルを主体とした石鹸のこと。Qoo10でも販売されており、人気が高まっているという。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【2024年最新版!】ECモールセール予測カレンダー
-
2
【完全解説】共通項から読み解く、売れるECと売れないECの決定的な違い
-
3
【通販消費者調査】消費者の65%「ヤマトに届けて貰いたい」…佐川も好スコア?
-
4
EC利用に関する 口コミ・レビュー実態調査
-
5
転売対策-虎の巻-【6社の対策事例あり!】
ニュースランキング
-
1
公取、米グーグルに独禁法の「確約手続き」適用…ヤフーへの技術提供を制限
-
2
AI利用に関する特許法上の保護 当面は現行の方針を維持…特許庁
-
3
紅麹問題でサプリメント市場が前年同期比18%減に
-
4
ECユーザーが「次も買いたい」と思う同梱物とは?
-
5
しまむら、グループ全店で「au PAY(コード支払い)」の利用を開始