都内のサミットストア２店舗で実施

　今回の提携で、まず「サミットストア深沢坂上店」（東京都世田谷区）と「サミットストア三田店」（東京都港区）の周辺地域から、ツイディを通じて商品の購入が可能となる。サービスの開始日は深沢坂上店が１９日で、三田店は２６日。利用希望者は各店の事前登録サイトから登録したうえ、専用のショップサイトで買いたい商品を選んで注文。午前１１時～午後８時の間から１時間きざみで受け取り時間を指定できる。

午後６時までの注文で、その日に届く。代行手数料は１回の注文につき５５０円（税抜きの商品代金が３０００円以上の場合）。いまなら、事前登録で１０００円分のクーポンプレゼントがあるほか、代行手数料２回分が無料になる特典が付いているという。

買い方の多様化によるデジタル世代へのアプローチ

　首都圏に１１４店舗を持つサミットは２０１８年１０月から、キャッシュレス時代への対応や省人化への対応、次世代ＥＣ、デジタル世代顧客へのアプローチなどに取り組んでおり、今回のサービスもその一環。顧客の「買い方ニーズ」の多様化に向き合う中で、ダブルフロンティアとの提携とツイデイによる代行サービスの提供を通じて利便性向上に役立てたい考えだ。
　今後は状況を見ながら、両店での取扱商品や配達エリア、対象店舗の拡大を検討していく。

買い物の課題を「ツィディ（ｔｗｉｄｙ）」が解決へ

　ツイディは、スーパーマーケットをはじめとする小売事業者、地域の新聞販売店やデリバリー事業者、地域住民と連携して実現する、日本発のお買い物代行サービスだ。ダブルフロンティアは、育児や介護で手が離せない、体調不良や怪我で買い物に行けない、店が遠くて行きづらい、代わりに買い物に行ってくれる家族がいない、仕事が忙しくて買い物に行く時間がない、といった「買い物の課題」をサポートし、解決することをめざしている。

　同社は、サービス開始以来、さらなる事業展開を模索してきたが、サミットと議論を進めながら、事業ビジョンや基軸となる価値観を共有する中で、協業の可能性を強く感じ、今回の提携実現に至ったとしている。