2018.11.10 コラム
アパレルEC開設におすすめなカートとは?…今から始めるネット通販講座(3)
こんにちは!通販通信・スタートアップECコンサルタントの久保泰隆です。この連載では「ネット通販(EC)を始めたい!」と考えてはいるけれど、「知識がない」「ノウハウがない」「どうしたらいいかわからない」「何から手をつけたらいいかわからない」という企業や担当者の方のために、ECについての講座をお届けしています!
▽連載記事
前回は健康食品や化粧品のリピート通販をやりたい方向けに、リピート通販特化型のカートシステムを紹介しました。今回は、ファッション・アパレル・服を「ネット通販で売りたい!」という方向けにカートを紹介していきます!
「そもそもカートシステムって、どんな種類があるの?」という方は、前回の記事をご覧ください。
■通販通信編集部厳選!アパレルECを始めたい人が選ぶべきカート5選
アパレルEC向けのカートシステムには、具体的にはどんなものがあるのでしょうか?まずは、通販通信編集部が厳選した「アパレルECを始めたい人が選ぶべき」、カートシステム5選をご覧ください!
◎「STORES.jp」提供会社:ストアーズ・ドット・ジェーピー(株)
インターネットの特別な知識がない人でも「簡単に」「本格的な」「おしゃれな」オンラインショップを作成することができるサービスです。ネットショップのノウハウを「STORES.jp OFFICIAL Magazine」にて紹介しており、ネットショップの開業のサポートをしています。
◎「ecOrigins」提供会社:GMOシステムコンサルティング(株)
「 ECパッケージのあり方を再定義する」というコンセプトのもと、ゼロベースで開発したクラウドECパッケージです。業務フローをもとに設計された多数の機能を備え、そこから引き算する形でシステム構築(設定)を行うため、短納期・低コストで理想のシステムを構築できます。拡張性のあるMSA(マイクロサービスアーキテクチャ)の採用により、外部システム連携を容易に実現します。
■カスタマイズ出来るクラウドEC「ecOrigins」ご紹介資料
◎「futureshop」提供会社:(株)フューチャーショップ
15年間のECサポート実績とノウハウを持ち、2400を超すネットショップが利用している。年間の流通額は968億円を超しており、年商1億円を突破するショップも多い。高いデザインカスタマイズ性を備えながら、定期的に機能追加やバージョンアップが適用され、常に最新のEC環境を利用できます。
アパレルECをやりたい読者の皆さんはどのカートを選ぶべきでしょうか?前回のリピート通販カートの記事でも説明したように、「戦略」から考えましょう。
もう聞き飽きてきているかもしれませんが、【戦略=ターゲット×ターゲットに提供できる価値】、です!
ターゲットは見えていますか?
例えば、ターゲットを「流行りを早く取り込みたい大学生くらいの女子」、カート機能で提供したい価値として「スマホで簡単に購入完了できる。購入をためらわないように決済方法を充実させる」などが考えられるのではないでしょうか。となると、導き出される戦略は「女子大生が、決済でのハードルをあまり感じないまますぐにスマホで商品を買えるECサイトでたくさん商品を販売する」となるのではないでしょうか。となれば、決済方法が充実していたり、スマホ対応がしっかりしているカートが最適ということになりますよね。
「ファッション雑誌分析」に勝機あり!?
「ターゲットも提供できる価値が定まりきってないなぁ」とうんうん唸っているそこのあなた!今回も「ターゲット」や「提供できる価値」を明確にするお手伝いもして差し上げましょう!前回と同様、ライバル企業の分析をしましょう。こちらについては前回記事を確認してください!
「そもそも、ターゲットもよくわかってないし、どこが競合になるかすら見えてない」と思ったら、コンビニか本屋に行きましょう。ファッション雑誌を沢山買ってきて、読んでみてください。あなたが売ろうとしている商品に近い商品が沢山掲載されている雑誌を見つけられれば大きなヒントになります。ターゲット像も見えてきますし、ライバル像も見えてくるはずです。
ファッション雑誌はターゲットに合わせて作り込み方が違います。「色使い」「キャッチコピーの付け方」「行間」「文字の大きさ」「字体」などなど、かなり工夫が凝らされています。つまり、ターゲットに「刺さりやすい」作りなのです。とすると、サイトデザインの方向性も見えてくるのではないでしょうか?そうなると欲しい機能も少しずつ見えてきますよね?
設定すべきターゲット像はなんとなくわかりましたよね。では、ターゲットが求めていることが何かも徐々に見えてくるはずです。それは例えば、「スマホで買いたいのか、PCで買いたいのか」とか「決済方法の選択肢は多いほうがいいのか」などなどです。そうすると、戦略もなんとなくたち、選ぶべきカートも見えてきますよね。やりたいことを実現するのは、各カートの機能面を確認しましょう。その上で、使える予算なども加味していけば、選ぶべき最適なカートが何であるか、見えてくるはずです!
次回は、独自ドメインで雑貨ECを立ち上げたい方向けにカートシステムの紹介をします!
(久保泰隆)
▽連載記事
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