環境負荷低減などに貢献した物流の取り組みを表彰

　「経済産業大臣表彰」では、物流分野での環境負荷低減や、持続可能な物流体系の構築に関して、荷主が中心となって優良な取り組みを実施した事業者を表彰。「国土交通大臣表彰」では、物流事業者が中心となり、優良な取り組みを実施した事業者に対して表彰状が授与される。

　他に、大臣表彰に準じる取り組み組みや、ユニークだと認められる取り組みなどを実施した事業者には、「経済産業省商務・サービス審議官表彰」「国土交通省物流審議官表彰」「グリーン物流パートナーシップ会議特別賞が贈られる。

　対象となる取り組みは、以下の（１）（２）のいずれにも該当するものとなっている。

（１）ＣＯ２排出量削減などの環境負荷低減、それ以外の環境負荷低減や物流の生産性向上などにより持続可能な物流体系の構築に資する取り組み（労働力不足対策、物流ＫＰＩの利用による生産性の向上、ＩｏＴの導入、その他の革新的な技術の活用を含む）

（２）荷主と物流事業者、荷主同士、物流事業者同士の協働などの複数事業者が連携した取り組み

　募集期間は８月２１日（必着）まで。郵送または信書便のみ受け付ける。なお、表彰式は１２月に行われる「グリーン物流パートナーシップ会議」内で行われ、取組内容について紹介する場も設けられる。

　１７年度は、シーオス（株）・大塚倉庫（株）・セイノーホールディンングス（株）が共同で行った「トラックバース予約による待機時間削減、生産性向上、およびＣＯ２削減」で経産大臣表彰を受けたほか、日本通運（株）・日本貨物鉄道（株）・アサヒビール（株）・キリンビール（株）による「物流分野における協業拡大～金沢配送センター開設及び鉄道コンテナ路線の共同利用～」が国土大臣表彰を受賞した。

■グリーン物流パートナーシップ会議

■経済産業省「グリーン物流パートナーシップ優良事業者募集のお知らせ」