2012.11.12 調査・統計
「日本直販」の総通、民事再生法の適用申請…負債174億円
テレビショッピングの「日本直販」を運営する総通は11月9日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。負債は約174億円。
ネット通販普及で売上激減
総通は、1961年5月に通信教育を手がける「東洋ペン学会」として創業、85年11月に現商号となった。同社は家電製品や家具、カメラなど生活用品全般を取り扱う「日本直販」として、テレビショッピングや、インターネット、新聞雑誌広告などで業務を拡大させた。「高枝切りばさみ」などのヒット商品も生まれ、95年9月期の年間売上高は約525億円を計上していた。
しかし、その後は海外通販業者の参入やインターネット通販の普及に伴う競争激化により売り上げは激減。11年9月期の売上高は、最盛期の半減となる約256億円にまで落ち込んでいたという。
同社はコールセンターなどを展開するトランスコスモスと基本合意書を締結し、日本直販としての事業を譲渡する。総通本体は、清算される見通しとなっている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【2024年最新版!】ECモールセール予測カレンダー
-
2
【完全解説】共通項から読み解く、売れるECと売れないECの決定的な違い
-
3
【通販消費者調査】消費者の65%「ヤマトに届けて貰いたい」…佐川も好スコア?
-
4
EC利用に関する 口コミ・レビュー実態調査
-
5
転売対策-虎の巻-【6社の対策事例あり!】
ニュースランキング
-
1
機能性表示食品のアフィリエイト広告で通販2社に措置命令…1社は取消訴訟と執行停止申立へ
-
2
小林製薬の紅麹原料 170社以上の商品に使用
-
3
購入した健康食品の84%で違法と疑われる表示…東京都が試買調査
-
4
「紅麹」をめぐる問題 発酵物のコントロールの困難さが浮き彫りに
-
5
「紅麹原料」問題から考察 機能性表示食品の“落とし穴”とは?