ヤマトHD、100億円の営業損失…外部の人件費増で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ヤマトホールディングス(株)が7月31日発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高(売上収益)が前年同期比4%増の3554億7800万円、100億円の営業損失(前年同期は74億3300万円の営業利益)、79億3700万円の純損失(前年同期は36億6100万円の純利益)と、大幅な赤字となった。

 

 

 

宅急便取扱量は5.1%増

 社員の時間外労働に対する一時金として、新たに52億円を計上したほか、宅急便取扱量の増加により外部戦力を含めた人件費が増加したことなどが、大幅な赤字となった要因。

 

 デリバリー事業は、売上高が同2.9%増の2733億4900万円、172億8500万円の営業損失となった。サービス品質の維持するため、外部戦力を含めた人的コストが増加したほか、一時金の計上などが利益を圧迫した。

 

宅急便の取扱数量は同5.1%増の4億5000万個、クロネコDM便の取扱数量が同1.1%減の3億8400万冊となった。

 

同社は今期、「働き方改革」に取り組み、グループ全体の事業モデルの改革を実施。デリバリー事業では、「宅急便の総量コントロール」「宅急便ネットワーク全体の最適化」「宅急便の基本運賃と各サービス規格の改定」などのデリバリー事業の構造改革を開始し、大口顧客と繁忙期の出荷調整や再配達削減の要請、運賃の見直し交渉を進めている。現在はこの構造改革の過程で、働き方改革により外部の戦力を頼ることが多くなり、業績が大幅に落ち込んだ。

関連記事