楽天市場は儲かるの?…成功するネットショップの秘訣(3)

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楽天市場への出店経費は?

楽天市場に出店する際に必要な費用について考えていきましょう。

 

楽天市場で必要な経費は、基本的に「月額固定費用」と「売上歩合」です。月額固定費用が5万円、売上歩合はシチュエーションにもよりますが3%程度です。その他、楽天スーパーポイントの負担やアフィリエイト経由の歩合負担、カード決済手数料などを含めると売上歩合は10%程度と考えておいた方が良いでしょう。

 

月額5万円+売上の10%。これが出店費用と考えて良いと思います。

 

その他、広告費用やページ制作コスト、受注対応に関する人件費、物流コストなどが費用としてかかります。

 

この辺りの経費を考えた事業計画の作り方は後ほど触れます。

 

ECコンサルタントと出店者の認識にズレ

楽天出店で儲からない結果となる大きな要因が、楽天担当ECコンサルタントと出店者の認識のズレにあるように思われます。

 

楽天市場に出店すると、必ずECコンサルタントという楽天市場の担当者がついてくれます。これは他仮想ショッピングモールとの差別化要因にもなっています。

 

ところが、出店者から彼らへの期待値のズレが生じてしまっています。

 

各ECコンサルタントは、100社以上の店舗を担当しています。100社以上の担当店舗に対して、楽天大学を案内したり楽天カンファレンスを案内したり、メインの仕事である広告のポートフォリオを組んで提案したりしています。

 

それが彼らの仕事であり、その仕事を精一杯行っています。

 

出店者側がそれ以上のことを期待しようとすると、期待値のズレが生じます。

 

出店者側からすると、どうしてもそれ以上のことを求めてしまいます。それは「広告の費用対効果を教えて欲しい」、いわゆる事業計画を作ってほしいということです。

 

この気持ちは良く分かります。広告に関するアクセスデータがブラックボックスになっている楽天市場に対して、「それならば費用対効果、さらには事業計画まで考えて広告を提案してよ」と思うのは当然かもしれません。 ところがこれは楽天ECコンサルタントにはできません。 彼らのキャパシティーを超えていますし、そもそも役割ではありません。

 

前述しましたが、楽天市場の費用は5万円+売上歩合10%(クレジット手数料など諸々手数料含む)です。

 

これは出店費用として考えるべきです。たまたま他の仮想ショッピングモールとの差別化で、楽天ECコンサルタントがついてくれていると考えれば、彼らに対して事業計画の作成を求めるのは無理があります。

 

この無理をさせてしまった結果、とんでもなく広告費がかかった割に売上が上がらず、「傷だけ残して撤退」というケースが相次いで起きているのです。

 

楽天市場は儲かるの?…成功するネットショップの秘訣(4)

楽天市場は儲かるの?…成功するネットショップの秘訣(2)

楽天市場は儲かるの?…成功するネットショップの秘訣(1)

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(株)ネットショップスタジオ 代表取締役 桑田晋一(くわた・しんいち) ■プロフィール 1981年生まれ。おうし座。2006年慶應義塾大学経済学部卒。学生時代はアメフトサークルでクォーターバックとして活躍。 大学卒業後の2006年にネットショップに特化したホームページ制作会社を創業。2010年、ネットショップの運営代行に特化した(株)ネットショップスタジオを創業。メーカーの販路拡大をミッションにメーカーの楽天直販で1億円達成を目指す「楽イチ」などのサービスを展開。EC経営者交流会BOSS会幹事も務める。

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