トランスコスモスQ1、先行投資などで純利益71.7%減

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トランスコスモス(株)が7月31日発表した2017年3月期第1四半期決算(4~6月)は、売上高が前年同期比9.3%増の618億9800万円、営業利益が同67.4%減の4億4000万円、純利益が同71.7%減の1億2300万円となった。

 売上高は前年を上回ったものの、大型案件の立上げコストや将来の成長に向けた先行投資などの影響により減益となった。

 

 トランスコスモスでは、新しいサービスの創出、サービス体制の強化を図る目的で先行投資を実施。デジタルデータを活用し、広告・マーケティングからサポートまでをトータルで提供する「DECAds(デックアズ)」を拡充し、機械学習の自動化・AIプラットフォーム「DataRobot」を社内に導入した。さらに、同プラットフォームを使いこなすデータサイエンティストを100人以上育成する取り組みなども開始した。

 

 サービス体制強化への取り組みとしては、国内外の有力企業とのアライアンスを積極的に推進。トレードシフトジャパン(株)との協業に向けた合意、マレーシアのSoftSpace Sdn.Bhd.との資本・業務提携に向けた合意、シンガポールのECロジスティックス・販売プラットフォーム提供企業のAnchanto Pte. Ltd.への追加出資なども行っている。その結果、売上高は9.3%の増収となる一方で、営業利益・経常利益・四半期純利益はともに減益だった。

 

 セグメント別では、単体サービスはアウトソーシングサービスの需要拡大などにより、売上高が同8.4%増の489億5800万円、セグメント利益が同51.9%減の6億3800万円に。国内関係会社では、一部子会社で案件の終了や新規事業の立ち上げに伴う投資が先行したことなどにより、売上高は同0.9%減の46億5400万円、セグメント利益は同48.0%減の4200万円となった。海外関係会社では、中国・韓国でのサービス受注が好調に推移し、売上高は同25.4%増の103億7200万円に達したが、欧州における先行投資などもあり、2億3500万円のセグメント損失(前年同期比は6900万円のセグメント損失)となった。

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