トランス・コスモス 新規事業のコスト増で経常利益24%減

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トランス・コスモス(株)が4月28日発表した2017年3月期決算(16年4月~17年3月)は、売上高が前年比7.9%増の2423憶1400万円、営業利益が同16.9%減の80憶800万円、経常利益が同24%減の67憶4200万円、純利益は同5.7%減の71憶5600万円となった。

 

 

アウトソーシングサービスの需要は拡大

 同グループでは今期、コンタクトセンター、バックオフィス、設計開発、デジタルマーケティングなどの業務を中心としたサービスを積極的に展開。新しいサービスの創出、サービス体制の強化、将来の成長に向けて先行投資を実施した結果、増収となったものの、新規事業・新規案件の立ち上げコスト増加などにより営業利益は減少。経常利益は持分法による投資損益の影響などで、同24%減の67憶4200万円となった。

 

 セグメント別では「単体サービス」(同社が展開するアウトソーシング事業や日本直販の通販事業)で、アウトソーシングサービスの需要拡大などにより、売上高が同8.1%増の1935憶3500万円となった。セグメント利益は新規案件の立ち上げコスト増加などにより、同2.5%減の83憶8900万円だった。

 

 「国内関係会社」(国内のグループ会社によるアウトソーシング事業)は、一部子会社を吸収合併し、連結決算から除外した影響で、売上高が同3.5%減の187億5600万円となった。新たに連結対象となった子会社の新規事業の立ち上げによるコスト増で、セグメント利益は同46%減の4億5700万円となった。「海外関係会社」(海外のグループ会社によるアウトソーシング事業)は、売上高が同16.5%増の364億1100万円、セグメント損失は7億6400万円だった。

 

 経済環境の変化が激しいことから、次期の業績予想は未算定とした。今後は顧客企業の売り上げ拡大・コスト削減など、ニーズに応じたサービスの創出に注力するほか、アジア市場を中心としたグローバルで事業展開を加速させ、前期実績を上回る業績を目指す。

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