2019.9.11

厚労省、ドライバー労働時間の改善ポータルサイトをオープン

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厚生労働省は6日、「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」を新たに開設。同サイトを通じて、貨物を運送するトラック運転者の現状や、その改善に向けた取り組み・施策などを、国民・荷主企業・トラック運送事業者に広くアピールしたい考えだ。
 
ポータルサイトのトップ画面のイメージ

トラック運送事業者だけ改善できない課題の解決へ

 トラック運転者は、他業種の労働者と比べて長時間労働になりやすい傾向がある。その背景には長時間の荷待ち時間(貨物の積み込みや荷下ろしの順番を待つ時間)や、手荷役(手作業での貨物の積み込みや荷下ろし)など、トラック運送事業者の努力だけでは改善が困難な問題が存在する。
 
 
 そこで同省では、トラック運転者の長時間労働を改善および取引環境の適正化を図るため、荷主企業とトラック運送事業者双方による取り組みとして同ポータルサイトを開設した。同サイトでは、国土交通省が開設する「ホワイト物流推進運動ポータルサイト」との連携により、荷主企業とトラック運送事業者の双方に役立つ情報を提供する。
 

国民・企業向け、セミナーの情報を提供

 コンテンツは、(1)国民向け、(2)企業向け、(3)セミナーの3種類。
 (1)国民向けのコンテンツでは、トラック運転者の仕事を知るための情報や、トラック運転者の長時間労働改善のために国民にできること、やって欲しいことに関する情報などを提供する。他にトラック運転者の1日を撮影した動画なども今後追加する予定。
 
 (2)企業向けのコンテンツでは、チェックシートに回答することで荷主企業やトラック運送事業者が自社の取り組むべき課題を抽出できるウェブ診断ツール「簡単自己診断」(12月開設予定)、労働時間の改善を進める中で直面する悩み(改善策の進め方や改善策の発想法など)への対応策をQ&A形式で提供する「サッと解決よろず相談」、好事例を紹介する動画や、ハンドブック・ガイドライン・手引きなどを提供する「情報いろいろ宝箱」を掲載する。
 
荷主企業向け情報いろいろ宝箱のイメージ
 
 (3)セミナーのコンテンツでは、今年10月から来年3月にかけて全国47都道府県で全50回開催するセミナーを案内。セミナーでは、荷主企業やトラック運送事業者向けにトラック運転者の労働時間短縮の進め方について講義を行う。
 
 セミナーのプログラムは次の通り。
 
  • 「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドラインの説明」((株)富士通総研コンサルタント)
  • 「ホワイト物流推進運動について」(国土交通省地方運輸局担当者)
  • 「改正労働基準法のポイントについて」(厚生労働省都道府県労働局担当者)
 
 

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