2018.6.27

1秒の効率化で大きく業務改善!…売れる商品画像講座(2)

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起死回生の自動化で、全てが変わった

・システムやツールの有効活用でコストを90%削減

 自社のツールに関する事例で恐縮ですが、このような負のサイクルを打破するために、当初自社の業務改善ツールとして開発したのが「ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)」です。

 

 

 実際にこれによって商品画像加工業務が自動化され、以下のような効果がすぐに現れました。

 

・数日かかっていた大量の商品登録が翌日には完了。売上機会損失が軽減された
・実質的な人件費及びその他のコストが90%以上削減された
・高負荷で将来性の無い仕事から社員が解放され、離職率の低下と採用コストが削減された
・非稼働時間(業務終了後や昼食、休憩時間など)に自動処理させる事で、人的リソースはより生産性の高い業務に集中できるようになった


 ちなみに、当時の人件費は時給換算で約1000~2000円でした。一時間に加工できるのは平均して一人あたり5~6枚程度。商品画像の編集作業にかかるコストは、人件費だけでも月100万円弱かかっていました。ツールによってこれがほぼ無くなり、その分をマーケティングやさらなる仕入に回し、売上も大きく向上しました。

 

 個人的には、まともな時間に家に帰って子供をお風呂に入れてやれるようになった事が最も大きな成果でした。

 

・売上695%成長を果たしたファッションECも

 他社の事例もご紹介しましょう。

 

 最も効果が大きかったあるファッションECでは商品画像加工作業を自動化する事で以下のような結果となりました。

 

 

 元々の商品取扱量と売上が大きいのでその分効果も非常に大きいのですが、効果の割合はビジネスのサイズにさほど影響されません。

 

 一見信じ難い効果に思われるかもしれませんが、元々は人力で作業されていたのですから、それが丸っと自動化されれば、こうなりますよね。

 

 注目していただきたいポイントはコスト削減効果だけではありません。

 

 この会社は、作業の自動化によって下がったコストをさらなる仕入れ増加とそのための施策に再投資しました。それによって増えた売上に伴う業務に対し既存の人的リソースを再配置して業務キャパシティーを上げる事で、会社として大きく成長させた点です。

 

 そしてこのようにお手本のような成功を実現させた最も大きな理由2点あります。

 

 1点目は経営者自ら業務改善の優先順位を高く設定し、現状に満足することなく常にPDCAを回していること。

 

 人間の成長を最も鈍化させるポイントの1つが、「慣れ」です。特に業務オペレーションのPDCAを回すという事は、慣れによる思考停止を許さないという大変困難な改革です。だからこそ、トップのリーダーシップが問われるのです。

 

 2点目は、経営者が常に新しい技術の導入に積極的で、情報収集とトライアルを行っている事です。

 

 新しい技術、特に自動処理などと言うと、何もしなくても導入すれば即完全な効果があると勘違いする人もいます。しかし、道具(ツール)はその仕様に基づいて正しく使わないと効果は出ません。

 

 それに、ほとんどの新規技術は世に出た時点ではまだまだ発展途上です。小さなウィークポイントにいちいち目くじらを立てて、自らがそれをどう補うかを考えずに、誰かの努力で改善され、サービスとして一般化するのを待っていてはいけません。先んじてその技術と共に自らのオペレーションを進化させた人に圧倒的に差をつけられ、それはさらに引き離されてしまいます。

 

 さて、それではこうした成功例に対して反対に残念な例をあげてみましょう。

 

 失敗こそ成功への道。重要なのは以下の残念な例を見て、その失敗を自分がしない事、繰り返さない事です。

 

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