ベルーナ、着物販売のさが美グループHDを59億円で買収へ

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(株)ベルーナは8日、着物の展示会販売などを手掛ける、さが美グループホールディングス(株) のTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。ベルーナは、さが美グループHDの完全子会社化し、業界最大の着物事業グループの実現を目指す。

 

 

 

2社の和装事業を合わせ着物業界最大手に

 

 ベルーナは、さが美グループHDの全株式約4000万株の取得を目指す。買い付け額は1株150円で、全株式の買い付け代金は約59億円を予定している。買い付け予定数の下限は2199万4126株。

 

 ベルーナは衣料品を主力としており、和装関連事業も手掛けている。グループ会社である(株)BANKANわものやが店舗販売を行っているほか、(株)マイムが着物レンタル事業を展開している。ベルーナは和装関連事業のさらなる拡大をめざし、相互補完関係が期待できる事業者の買収の可能性を模索していたという。ベルーナは、さが美グループHDはシナジーを創出できる有力な候補であると判断、TOBに踏み切った。
 

 さが美グループHDの子会社化によって、両社のノウハウを共有し、顧客獲得やコスト削減が実現できるとみている。また、両社の和装事業を合わせることにより「業界最大の着物事業グループとなり、価格決定のリーダーシップを有して競合他社に対する優位性が一層高まる可能性がある」(IR)としている。

 

 さが美グループHDは1974年にユニー(株)の呉服部門が分離し、(株)さが美として設立された。17年12月にホールディングス体制に移行し現社名に変更した。呉服市場が縮小するなか、さが美グループHDは不採算事業からの撤退など事業構造改革を実施してきた。ただ、気象要因などにより季節商品の売上低下などに見舞われ、18年2月期は営業赤字を計上していた。

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