2018.4.11

フェリシモ決算は黒字に、純利益は約10億円…越境ECも好調

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(株)フェリシモが9日発表した18年2月期連結決算(17年3月~18年2月)は、売上高が前年同期比5.2%減の292億8500万円、営業利益が8億5900万円(前年同期は4億9900万円の損失)、純利益が9億9600万円(同75億4800万円の損失)と、黒字に転換した。

 

 

WEBに注力し新規顧客が拡大

  定期便(コレクション)事業では、WEBに注力した販売活動や、新たなターゲットに向けたブランドの立ち上げにより、顧客獲得が前期と比べて好調に推移。さらに単価が伸びたことで、第4四半期連結会計期間では前年同期の売上を上回る実績にまで回復した。生活雑貨ではスタイル提案に特化したインテリア・収納が前期より売上を拡大。インナー・家事雑貨・ユーモアなどのカテゴリーでは、新規顧客の獲得が好調だったものの、既存顧客からの売上は減少した。

 

  顧客数については、商品CMとタイアップしたキャンペーン施策やWEBに注力した販売活動により、新規顧客が前期を若干上回っている。また、ダイレクトメールやWEBからの受注が改善したこと、60代に向けたダイレクトメールの取り組みにより、復活顧客が増加した。しかし、トータルでは継続顧客が減少したことにより、定期便(コレクション)事業全体の売上は減少した。

 

新規事業は「haco!」や越境ECが好調

  新規事業の分野では、自社EC「haco!(ハコ)」と越境ECの成長、ふるさと納税やEC運用などの受託事業が進捗。出品・出稿型のプラットフォーム開放事業が開始するなど、売上は順調に伸びている。

 

  販管費は、前期末に固定資産に係る減損損失を特別損失として計上したことによる減価償却費の減少、広告費・販売費については商品出荷件数の減少による影響や効率改善によるコスト削減効果があり、同12.5%減の146億1400万円に留まった。

 

 今後は、主力事業である定期便(コレクション)事業を再構築しつつ、「クラスター戦略」に基づいて既存ブランドを再編成。新規ブランドの創出を行うと同時に、新規事業の開発と育成を行う。また、成長軌道にある「haco!」や越境EC事業に追加リソースを投入。18年2月期から取り組んでいる西日本旅客鉄道(株)との越境ECおよび国内EC事業に関する提携については、地域共生の流れに乗った商品の販売を強化する考え。

 

 次期(19年2月期)の見通しでは、売上高が前期比3.2%増の302億1500万円、営業利益は同39.8%減の5億1700万円、純利益は同43.4%減の5億6300万円を見込んでいる。

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