トクホ飲料『イマーク』、DHA・EPA含有量が不適切…取消か?

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消費者庁が9日公表した特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の買い上げ調査結果によると、日本水産(ニッスイ)が通販限定で販売していたDHA・EPA含有トクホ飲料『イマーク』は関与成分が申請などの記載通りに適切に含有されていなかったことがわかった。

 

消費者庁食品表示企画課の赤﨑課長

 

消費者庁、ニッスイの報告後に対応を判断


 「イマーク」は18年2月までに製造・販売を終了している商品。トクホ許可取り消しになるかなどについては「原因究明を行い、日本水産側の報告を受けてからの判断となる」(消費者庁食品表示企画課・赤﨑暢彦課長)としている。

 

 消費者庁は29年度(17年4月—18年3月)事業としてトクホと機能性表示食品の買い上げ調査を行なった。調査は分析機関に委託して行い、57社計100品目を調べた。内訳はトクホが40品目(31社)、機能性表示食品が60品目(32社)。17年10月から調査を開始し、今年3月に消費者庁が調査結果の報告を受けた。買い上げ品目の選定基準については「専門家の意見も聞きながら、ランダム抽出を行なった」(赤﨑課長)という。

 

 調査の結果、トクホで1品目、機能性表示食品で1品目関与成分が申請などの記載通りに適切に含有されていなかった。機能性表示食品での含有量が不適切だった食品は「生鮮食品又は農林水産物が原材料である加工食品であり、表示値を下回る可能性がある旨の表示がされているものだった」(赤﨑課長)としている。そのため、「現段階ではどの機能性表示食品が不適切だったかは公表しない」(同)とした。

 

 ニッスイの『イマーク』は、100ml入り1本あたりにDHAが600mg、EPAが260mg含有されていなければなかったが含有量は表示値を下回っていたという。実際の含有量が表示値からどれほど下回っていたかについては「公表していない」(同)とした。

 

 消費者庁によると『イマーク』の表示許可は03年。「我々のヒアリングでは、これまでに累計300万箱(一箱10本)以上を販売したと聞いている」(同)という。なお、『イマーク』と『イマークS』は別商品。

 

 消費者庁では30年度(18年4月〜19年3月)においても、今回公表された内容と同様の規模感でトクホ・機能性表示食品の買い上げ調査を行うとしている。

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