16年ECサイト構築市場、14%増の129億円…自社EC増で

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ITコンサルティング・調査会社の(株)アイ・ティ・アールが2月27日発表した調査レポート「ECサイト構築/決済代行/CMS/SMS送信市場2018」によると、16年度の国内ECサイト構築市場の売上金額は前年度比14.1%増の129.1億円だった。

 

 同調査は、ECサイト構築ベンダー16社のほか、決済代行サービス、CMS、SMS送信分野の国内ベンダー計43社を対象として調査した内容を集計・分析したもの。

 

 

アパレル分野で自社ECサイト構築増加、食品では定期通販システムの導入が加速

 16年度は、利用者の嗜好分析機能やマーケティング機能など、製品・サービスの高機能化に伴って案件が大型化したことが要因となり、国内ECサイト構築市場は同14.1%増の高い伸びとなった。今後も、ネットショップやネットショップ利用者の増加が予想されることから、16~21年度のCAGR(年平均成長率)は11.1%になると見込んでいる。

 

 

 提供形態別では、16年度はSaaS市場が同14.3%増とパッケージ市場よりも好調な伸びを示した。17年度もパッケージ、SaaSともに2桁成長を維持し、中でもSaaSのシェアが徐々に高まると予測している。

 

 販売商材別のシェアについては、1位「アパレル・アクセサリー」(20.7%)、2位「食品・飲料品」(18.7%)、3位「理美容品・薬品」(15.8%)となっており、これらの3商材で過半数を占めている。また、今後もこの3商材が販売商材の中心になると予想している。

 

 同社シニア・アナリストの三浦竜樹氏によると、ECサイト構築市場が伸びた背景には大きく3つの要因があり、ひとつは1位の「アパレル・アクセサリー」分野で自社ECサイト構築に注力する企業が増えていること、2つめは2位の「食品・飲料品」、3位の「理美容品・薬品分野」で定期購買の市場が拡大したこと、3つめは1店舗当たりの年間売上金額が高いECサイトで、MAなどデジタルマーケティング・ツールとの連携・統合を視野に入れたECプラットフォームへのリプレースが進んでいることを挙げている。このうち定期購買については、健康食品やサプリメント、地域の名産品など、リピート購入率が高い商材を販売する企業で定期購買ツールの導入が進んでいる、と報告している。

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