2016.06.20 調査・統計
14年リユース品市場規模、7%増の1兆5966億円
中古品・リユース業界の専門紙「リサイクル通信」((株)リフォーム産業新聞社発行)が20日発表した2014年の中古品(リユース)市場規模は、前年比7%増の1兆5966億円となった。市場拡大は5年連続となる。
同中古品市場規模は、法人間の売買や輸出を省いた国内の販売金額で、自動車や住宅は対象外。環境省の「使用済製品などのリユース促進事業研究会」の調査を基準に、リサイクル通信の「中古売上ランキング」調査や取材情報をもとに算出した。
国内中古品市場規模は1兆5966億円で、このうち35.6%をネット販売が占めた。同調査では、今後もリユース市場は拡大し、2025年には2兆円の規模に拡大すると予測。中古品を売買する経験者の人口は、25年に日本の人口の約半数を占める約6200万人に達すると見込んでいる。また、新商品を購入する際には、売却や下取り価格を意識した選択の仕方が浸透し、リユース市場での評価や相場が新商品選びの一つの指標になり得る、としている。
リユース市場は、08年に起きたリーマンショック以降、消費者の節約志向などを追い風に参入企業が拡大。5年連続の市場拡大には、中古品の売買が「賢い選択」として捉えられるなど、値観感が変化していること、フリマアプリの利用拡大、などが背景にあると見られる。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【2024年最新版!】ECモールセール予測カレンダー
-
2
【完全解説】共通項から読み解く、売れるECと売れないECの決定的な違い
-
3
【通販消費者調査】消費者の65%「ヤマトに届けて貰いたい」…佐川も好スコア?
-
4
EC利用に関する 口コミ・レビュー実態調査
-
5
転売対策-虎の巻-【6社の対策事例あり!】
ニュースランキング
-
1
小林製薬の紅麹原料を入手した173社のリストを公表…厚労省
-
2
小林製薬の紅麹原料 170社以上の商品に使用
-
3
機能性表示食品のアフィリエイト広告で通販2社に措置命令…1社は取消訴訟と執行停止申立へ
-
4
「紅麹原料」問題から考察 機能性表示食品の“落とし穴”とは?
-
5
食物アレルギー表示に「マカダミアナッツ」追加…企業の任意で表示