オムニチャネル戦略

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今話題の「オムニチャネル」を日米の豊富な事例も含め、解説した1冊。その事例の豊富さは類書を圧倒する。これからオムニチャネルを始めようという企業に最適な1冊だ。著者は、通販物流を日本で最初に始め、オムニチャネル対応をすでに実践しているイー・ロジットという企業の経営者。実務を行っているから説得力がある。

 

経産省の定義によれば、オムニチャネルとは、消費者が複数のチャネルを縦横どのように経由してもスムーズに情報を入手でき購買へと至ることができるための、販売事業者によるチャネル横断型の戦略やその概念、および実現のための仕組み(経産省「平成26年度電子商取引に関する市場調査」)のこと。 ときおり、買い物の入り口(購入方法)が複数用意されただけの「マルチチャネル」と混同されることがあるが、顧客が複数のチャネルを行き来しても、ストレスなく、シームレスに情報収集や購入プロセスを進められる仕組みを持ったものがオムニチャネルだと著書は言う。 そして、オムニチャネルの具体的な効果として、売上の増加、消費者分析力の向上、消費者ロイヤリティの強化、競争的差別化の実現などが挙げられる。企業の成長ドライバーとなるのだ。

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