2012.10.04 通販会社
『黒豆式。食材ネット通販の鉄板セオリー14』
本書は、売上0円からスタートした「黒豆」のネットショップ「丹波篠山いのうえ黒豆農園」を、6年で2億円以上にまで成長させた井上敬介氏による、独自の「ネットショップ成功理論」本である。「食品ほどリピーターが獲得しやすく、ネット通販に向いた商材は他にありません。」と断言するその理由とは―—。
井上氏は、成功のためのポイントとして次の3つを掲げ紹介している。 (1) インターネットを活用し、商品を売るためのポイント (売れるホームページのつくり方から、広告戦略、ネット+αの戦略まで) (2) 一度獲得したお客様に、何度もリピート購入してもらうためのポイント (リピーター対策の基本から、ネットに頼らないリピーター獲得法まで) (3)ネットショップの適正規模を維持し、利益を出し続けるためのポイント(平均客単価を高める方法から、最適規模を維持し、ネットショップを成功させるポイントまで) 新たにネット通販を開始する個人や企業のなかには、「インターネットの世界では、すぐに売上が上がるはず」という、根拠のない先入観をもって参入する人がいる。しかし、そうした考え方では思ったとおりに売上が伸びないことが多く、1年足らずで辞めてしまうケースもある。「それはもったいないことだ」と井上氏は指摘する。「1日10時間で3年」を覚悟して、根気づよく改善を継続していくこと。それが、ネットショップを軌道にのせる上での重要なポイントである、というのが井上氏の見解だ。
また、事業計画書を作る重要性についても、本書内で繰り返し触れている。井上氏は特に次の5点について、重視する。 (1) なぜ、ネットショップで、その商品を販売するのか?(経営理念) (2) ネットでその商品を買う人が、どれだけいるか?(市場性) (3) 競合他社との差別化を、どう図っていくか?(環境分析) (4) どのように販売していくか?(販売計画) (5) 運営費はいくらかかるのか?(収支計画) 井上氏が事業計画書を重視するのは、「事業計画書がないと目先の売上、目先の利益に走りがちになり、かえって利益を逃してしまうことが多々ある」という自らの経験によるものだ。 「戦略を間違わず努力を続ければ、誰でもネットショップで成功できる」。本書が伝えようとする「ネットショップ成功の極意」はこのひと言に込められている。事業が軌道に乗らず、もう一度基礎から自社のネット通販をみなおしたいという事業者には特にすすめたい。
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【著者プロフィール】――――――――――――――――――――――――――――――――――
井上 敬介(いのうえ けいすけ) 1973年兵庫県生まれ。 1998年より家業である、丹波篠山いのうえ黒豆農園の3代目となる。入社と同時に新事業として通信販売を開始。1999年ネット通販「丹波篠山いのうえ黒豆農園」を独自ドメインで開設。2004年にはネット通販売上高2億4,000万円を達成する。1サイトで年商2億4,000万円の実績が評価され、テレビ番組の出演をはじめ、新聞・雑誌・書籍・ラジオ等で多数紹介される。 現在は自身の知識と経験をより多くの中小零細企業の経営者に伝えるべく、全国各地の商工会・商工会議所をはじめ、大学や大学院の講師など、講演・セミナー講師活動をする。
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