久保京子の「ネットショップCS情報局」より

社団法人日本通信販売協会（JADMA）から、「インターネット通販利用実態調査2013」が発表されました。（※） 本調査は、2008年から開始されている調査で、今回で6回目。 調査結果のダイジェストから、気になるデータをご紹介します。

ネット通販、週に1回未満のユーザーが約8割

2013年にインターネット通販を利用したユーザーの利用頻度は、「月に2～3回程度」「月に1回程度」がそれぞれ3割程度となっており、週に1回未満のユーザーが約8割を占めている。この傾向は2011年度調査から大きく変動していない。 「週1回以上」利用する人の割合が、13年は20.2％となり12年より1.4％増加したものの、「週3回以上」利用しているユーザーは6.4％と微減した。 利用頻度は年代による差が大きく、男女とも20代で週3回以上利用する割合は10％以上という結果が出ている。男女とも20代が最も利用頻度の高い年代となっており、60代と比べると4ポイントの差がみられる。

モバイル通販利用率は、前年より7.4ポイント上昇

インターネット通販利用者におけるモバイル通販利用率は、前年より7.4ポイント上昇し29.1％となっている。（調査対象にタブレットも含めた） 週1回以上利用するのはモバイル通販利用者の16.0％で、前年より5.2ポイント増加。利用金額も前年より上昇傾向であり、なかでもタブレットでの利用金額は3端末のなかで最も高い金額となっている。

商品情報の認知も収集も購入の決め手もショッピングサイトがメイン。企業サイトやクチコミサイトの情報も重視

商品購入の情報源となるメディアについて、「商品認知」、「情報収集」、「購入の決め手」ともショッピングサイトがトップで、それぞれ26.2％、30.1％、24.1％となっている。ショッピングサイト以外のメディアについて、商品認知では、メールマガジンが2位で10.3％。情報収集では、「企業のインターネットサイト」「価格.comなどのクチコミサイト」が2位と3位で15％程度。購入の決め手では、「価格.comなどのクチコミサイト」が2位で10.5％となっている。

ネット通販の利用頻度において、PCでの利用は安定している中、新しい端末の普及により、モバイル通販の利用動向には変化が見られ、今後も拡大が予測されます。 商品購入の情報としては、商品の詳細や価格、購入者の評価などを、各メディアの特性に合わせて収集している様子が伺えます。

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※インターネット通販利用実態調査2013（社団法人日本通信販売協会） ＜定量調査＞ ・調査手法：Webアンケート調査 ・対象者：20～69歳のインターネット通販利用者 （通販利用者＝今年（2013年1月以降）に入ってからネット通販（ＰＣ）でお買い物をした人） ・対象エリア：関東１都３県（埼玉、千葉、神奈川） ・サンプル数：2,000 ・調査実施期間：2013年10月 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  

久保京子 内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格　消費生活アドバイザー 株式会社フィデス　代表取締役社長 事業内容：ネット通販向け広告法務、Webユーザビリティ、ユーザー調査 http://www.fides-cd.co.jp ネットショップのCSを高める情報発信中！ 『ネットショップCS情報局』　 http://blog.fides-cd.co.jp ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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