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「北国からの贈り物」は顧客満足度100%を目指す(3)

2010/08/16

第3回 「砂漠の中のコンビニ」

 Eコマース戦略研究所 加藤敏明(北国からの贈り物 代表)です。


 今回のテーマは「ネットショップは自動販売機じゃない!」です。
 私自身、体験したことですが、ネットショップを開店して失敗する場合、いくつかの理由があります。まず、一番多いのは、ネットショップ=手のかからない自動販売機という誤解です。


 ネットショップには「手軽に開店できる」「販売員を置かないで済む」「地域に縛られない」という利点があると言われます。でも、これはみんなネットショップの弱点でもあるのです。


 「手軽に開店できる」というのは、逆から見れば、簡単に競争相手がどんどん開店してくるということです。成功店舗の噂が流れると、同業他社が我も我もと出店してきて、ホームページを真似されます。まあ、成功店舗を真似ただけのお店はまず失敗しますが、それでも、お客を取られる可能性は必ずあります。


 「販売員を置かないで済む」というのは、大きな誤解です。商品説明はホームページを読んでもらい、販売手続き、代金の決済はネットショップの注文システムが代行してくれますが、商品の発送やメールによるお客様のフォローアップにはやはり人手が必要です。ネットショップは真夜中も稼働しているので、トラブルは365日24時間いつでも起こる可能性があり、カスタマーサービスは24時間体制になりがちです。


 「地域に縛られない」ということは、確かに日本全国と商売できる利点ですが、実店舗がないので、近所のお客様がいないという基盤の弱さにつながります。実際の店舗があれば、前を通った人がふらりと寄るかもしれません。でも、ネットショップには、ふらりとやってくる客などいないのです。


 それは例えて言うならば……「砂漠の中のコンビニ」です。


 便利で素晴らしい品ぞろえのお店が365日24時間開いていますが、それは砂漠のど真ん中なのです。ネットショップを成功させるには、まず、お客様がお店に辿りつけるようにしなければいけません。お客様が来店する「動線」が必要であり、これを維持するのは片手間ではできないのです。


 「北国からの贈り物」の場合、クリック型の広告も出していますが、大手懸賞サイトへの登録、楽天への出店が太い「動線」となりました。


 お店の名前も重要です。



 「北国からの贈り物」は、非常によい名前ですが、ネットで文字だけ出た場合、何のお店か分かりません。そのため、2001年に「カニ市場 北国からの贈り物」に改名したことで、ぐっと認知度が上がりました。ネットで「カニ」を検索した際に、きちんと引っかかるようにしたのです。その後、蟹(カニ)以外の商品も充実させたので、「北国からの贈り物(北海道グルメ)」と変更しました。これはネットでお取り寄せをすることが増えてきたので、グルメなお客様に声を届かせるためです。


 では、最後に大事なことなのでもう一度。



 「ネットショップは自動販売機じゃない!」


 ネットだからこそ経営者の真心と笑顔が大事なのです。もう一度、お客様にお店へ来てもらうために何が必要か考えてみましょう。






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★笑顔と真心のネットショップ ~「北国からの贈り物」は顧客満足度100%を目指す。


 -筆者紹介-
加藤敏明氏
加藤敏明
株式会社北国からの贈り物 代表取締役
http://www.kitaguni-net.com/
Eコマース戦略研究所 代表パートナー
http://www.ecsi.jp/

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